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任務中なのに〜アパート張り込み編〜
【レイプ 官能小説】

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メッセージ-1

悠子の張り込み監視は一週間ほどで終わった。事件が片付いた他の捜査課から応援が来たからだった。

櫻井からメッセージはまだ来て無い。今後関係を持つ為に会う事はないと、こちらからメッセージを送ろうかと思ったが止めた。

【もしかしたら、捜査協力を拒否するかも知れない。】

と思ったからだ。櫻井が止めたい時に止めれる取り決めだった。あのアパートのアジトの部屋に新顔が訪れ、その人物の尾行より新たな詐欺グループのアジトを発見出来た。

益々、櫻井の部屋での監視は重要になって来ていた。櫻井から連絡が無い方が良いと悠子は思った。しかし、何故アパートのアジトに他のアジトのメンバーが来るのか謎だった。

悠子は昨日、捜査官達数人とこの事を話したのだがみんな分からないと言う。緒方が盗聴してはどうかと提案する。緒方には考えて見ると答えた。

実は悠子も盗聴器設置を考えたがアジトの部屋の住人は、ほとんど外出しない。

アパートの管理会社に寄ればその住人は、インターネット関連の仕事で部屋で仕事すると言っていたとの事だ。

外出しても近くのコンビニ位ですぐに部屋に戻って来る。盗聴設置に失敗した場合、詐欺グループに怪しまれ全てのアジトが一斉退去する事もあり得る。

詐欺グループはアジトを固定しない事を考えると、その内全ての監視対象への一斉強制捜査になるだろう。

だが強制捜査の前に、アパートのアジトへの監視が必要無い事の確証が欲しい。悠子は、

【緒方さんの提案を課長に進言しょう、自分の推薦付きで。】

と決めた。

櫻井とアプリの登録をしてから1週間経っていた。櫻井からメッセージは届かず、

【1週間音沙汰無しって、何かむかつく!】
【どうせ、他の女と会ってるんだわ。】

と悠子は、イラだった。櫻井の部屋の監視要員にどうしてるのか聞く訳にもいかない。そんな日の午後、休憩中に夫と電話して話し終わりスマホの新規メッセージを確認しているとその中に〔ハタノ〕の受信がある。

悠子はドキドキしながらメッセージを見ると、

「俺の部屋にはいつ来る予定だ。」

と有る。悠子は櫻井はまだ悠子が張り込みで自分の部屋に来ると思っているのだろうと思った。すぐには返さない。

【すぐ返したら会いたがっていると思われる。】

と思い、でも速攻で既読付けたしと思い10分後に、

「今は張り込みには入ってないの。」

と返信した。するとすぐ、

「そうか、あんたがどうにかして俺の部屋に来ると思ったが。」

と返って来た。悠子が櫻井に会いたくて堪らないと思ってるらしい。

「そんな事ある訳ないわ。」

と返してやった。すぐに、

「旦那とマンコしたばっかりなのか?」
「でも俺を見れば変わるかもな。」

と返信が来て思わずカッとなる。

「全然、あなたに興味無い。」

と返してやる。またすぐに、

「じゃあ証明しろ!」
「ここで監視してる連中には女が来る事があると言ってある。」
「連中は俺のプライバシーを尊重する為、女性の顔を見たりしないそうだ。」
「その時は、イヤホンするとも言っていた。」

と返って来た。悠子は、

【張り込み協力者が異性と張り込み場所で会う事は確かに認められている。】
【その異性のプライバシーは最大限尊重される。】
【その異性が機密保持を約束した場合が原則で、あくまで協力者の自己申告だが。】

と張り込み協力者のマニュアルを思い出すが、

「無理に決まってるでしょ!」
「私見られたらまずい事になる。」
「それが目的なの?」

と返信するとすぐに、

「連中には、浴室に直行して終わったらすぐ帰らせると言ってある。」
「あんたが俺のチンポを咥えて帰らないと連中はイヤホンが取れないな。」

と返して来た、頭に来る男だ。

「分かったわ、行くわ。」
「話しも有るし。」
「行ける日が判ったら連絡する。」

と返信する。櫻井からの返信は返って来ない。

次の日に、強制捜査に備えて他の複数の捜査課との合同捜査体制が決定された。その為捜査人員が大幅に増えた。

悠子の捜査課の捜査官達が休日を取れて無かった為、交代で休みを取る事となった。

悠子は管理する立場なので半休にした。みんなが休みを取った後にしたので5日後の午後の半休だ。

櫻井と会う前日の午後に明日午後1時に行くと櫻井にメッセージを送った。櫻井からすぐに同意の返信が来た。

櫻井と会う当日、仕事を淡々とこなしていくが午後が近づくにつれ胸がドキドキする。

【こんな事じゃ櫻井に侮られるわ!】
【しっかりして!】

と自分自身を叱り付け、仕事に集中するようにした。

新たな有力情報も無く、デスクワークも思ったより早く片付いた。お陰で午後過ぎに職場を後に出来た。

夫にも今日の半休は話してあったが、映画や買い物に出て見ようかと言ったら賛同してくれ帰りの時間は気にしなくて良いと言ってくれた。

そんな優しい夫に嘘を付くのは嫌だったが、今日櫻井にもう関係しないとはっきり言わないといけない。

最寄りの駅に寄り、ロッカーに朝預けていた紙袋を二つ取り出すと近くのショッピングモールのトイレに入る。

仕事服の黒のスーツ、黒のスカート、白いワイシャツ、パンストを脱ぎ、ベージュの緩めのブラウスと膝上位の丈の短パンに着替える。

浴室で話すらしいので軽装が良いだろうと選んだ服装だ。仕事用の黒のパンプスを明るめな色の音が余りしないパンプスに履き替える。

昨日、職場から借りた変装用のアーミー柄の帽子と大きめのサングラスをする。仕事用の衣類とパンプスはら紙袋に入れ、トイレの鏡で髪をポニーテイルにし、軽く化粧を直すと駅に戻る。


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