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HeartFull・Love
【コメディ 恋愛小説】

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HeartFull・Love~3rd・chapter~-3

実際、母と父はホントに愛の逃避行してた。メール受信箱を見たら、
【やっほ〜。里紗ちゃん元気かな。今日は私、パパと愛の逃避行してくるから!!家をよろしく!!戸締まりちゃんとしろよ〜。】
そのまんますぎるやろ!!分かりやすいのは良いけどさ〜。いい加減にして欲しい。

「里紗の部屋はどこ〜。」
って人ん家物色してるよ!!
「階段上ってそのまま真っ直ぐだよ」
「ここか〜。」
「そこは母親の部屋だから!!こっち!」
「あ、なるほど。」
何がなるほどなんだ…?
「里紗の部屋可愛いね〜!!」
はい来た問題発言3rd!!照れるって!いや、照れるってぇ!!

私の部屋は、一面白に統一してある。ピンクも良いんだけどさ、アレ、目が疲れねぇ?ましてや、その部屋に一日中だぜ?耐えられない!!

「バッグ置いたらリビング来てね〜。」
「おぅ!!」

いくら彼氏でも私の部屋に一人で置いとく訳にいかないしね。

「じゃぁ里紗、料理手伝おうか?」
「いや、私一人で出来るもん!!」
「んじゃ、俺はテレビでも見てます。」
「楽しみにしてて♪」

よし、作るぞ!



〜1時間後〜

「出来た!!はい暁!」
「楽しみにしてました!!って…。」
「どうしたの?」
「この料理は?」
「冷奴、里紗特製おろしニンニク醤油!」
「これは?」
「ほうれん草のお浸し、里紗特製ポン酢和え!」
「これは…?」
「筍御飯、故郷の母風味!」
「そしてこれは?」
「食後のデザート、栗と芋のミックスきんとんと、里紗特製甘納豆!いや〜、張り切りすぎたかなぁ(はーと)」
「……。」
「ん?」
「『和』だね。」
「日本の心よ!!」
「……。」
「……ほぇ?」
「うん、いただきます!!」
「どうぞ♪」

夢中でがっつく暁。うぅ、可愛い♪腕が鳴るわ!食後にうめこぶ茶でもいれてあげようかな。

「ごちそうさまでした!」
「え?」
速いな!!速ぇよ!!いくら消化が良いからってよ…。
「アレだ、筍御飯美味かった!」
「良かった♪」
「冷奴とお浸しも美味かった。」
「うん♪」
「デザートも美味かった〜。」
「全部って言おうよ!?」
「はっ、その手があったか。」
「はははぁ!暁おもしろい〜!!」
「はは、よく言われます♪」



「じゃ、俺は帰りますかね♪」
「え〜、もう?」
「もうって…10時だよ?」
「あ、ホントだ。ばいばい♪」
「また明日な!」
「じゃあね〜」
愛も話をした後、暁は家に帰ってった。


あぁ…。超距離が近付いたよ!!料理っていいね!あの暁の顔…。超可愛いのなんの!もっと料理作ってあげよう♪



続く!?


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