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HeartFull・Love
【コメディ 恋愛小説】

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HeartFull・Love~3rd・chapter~-1

どうもぉ。幸せ爆走絶好調の里紗ですッ。
今回は私サイドです。ご覧あれ♪





「りぃさ〜迎えに来たぞ〜。」

あの告白から一日目。もう順風満帆だよ!!幸せすぎるっつうの!?初日の朝から迎えに来てくれるなんてさぁ…。THE・彼氏じゃん!!

「り〜さ〜?生きてますか〜」

はッ、いかんいかん。朝からハイテンションすぎたっつーの!!だって見てみ?ウチのお母さんが私に若干引いてるよ!我が母に引かれるなんて…。

「あと10秒で行くからね〜。8、7、6…。」

あッ、ちくしょお!カウントダウン始めてやがる!!

「3、2、1…」
「ちょっと待ったぁぁぁぁ!!」
「お。おはよ〜。里紗はいつも元気でよろしい♪」

君がいるから元気なんだよ!!とはあまりにも恥ずかしくて言えなくて、とりあえず適当に頷いといた。

「ところで里紗。今何時だと思うよ?」
「え〜っと…。」

ふと携帯に目をやる私。時計を見た瞬間、ニヤけまくってた顔がひきつる。

「8時30分…。」
「こっから学園までは?」
「走って15分…。」
「授業開始時刻は?」
「8時25分…。」
「ってことは?」
「遅刻じゃん!!!」
「だから飛ばすぞ!!後ろに乗れぇ!」

慌てて暁の自転車の荷台に乗る私。

「乗ったよッッ…ってきゃぁぁぁ!!」

ものすんげぇスピードで自転車を漕ぐ暁。さすがテニス部!!つか速いなオイ!

「しっかりしがみついてろ〜。」

息も切らさず平然と言う暁。か、カッコイイ…。

「着いたぞ〜。」
「お?」

私としたことが時間も忘れてうっとりしてたよ!ベタボレだっつうの!



「「遅れてすいませーん。」」

一応謝って教室に入る私達。

「里紗は朝からラブラブやないけ〜。」

瀬里奈がどこの方言ともわからない言葉で言う。

「まぁね♪」
「ッッ…悔しい〜。」
『えーと、桜谷と綾瀬。廊下に立ってろ。ホレ、バケツ。』

そう言ってバケツ2個を私達に手渡す数学教師、山田。


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