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真奈美の性春
【学園物 官能小説】

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エンドレス-5

時間はようやく4時を過ぎたところだった。
僅か3時間の間に、と言うべきだろうか、
お昼過ぎから始まった真奈美のわがままディだったが、
男性陣には疲れの色が見え始めていた。
真奈美のスタートダッシュが凄かったこともあったが、
それ以上に男性陣が真奈美とのセックスに燃えたのだ。

初めから真奈美は乱交プレイを望んだ。
しかもかなり過激なプレイを要求する真奈美に対し、
男性陣はその刺激的な誘いに全力で応えたのだ。

真奈美は一人、男性は4人。
いくら真奈美が貪欲とはいえ、4人でそれに対応するのだから、
互いのペース配分を考えて、手を抜けばよかったのだ。

しかし、若い敏明と潤一は若さに任せて腰を動かし、
雅和と征爾もそれに負けじと腰を使った。
おまけに、真奈美は変則的な体位を要求する場面も多く、
真奈美の身体を支えるだけでなく、
自分自身の身体を支えるのにもかなりの筋力を使った。
特に敏明や潤一は、バランスを崩しそうになった征爾や雅和の身体も支え、
筋力もかなり消耗したのだ。

真奈美と一人一人がじっくりセックスする時間では、
複数プレイの時以上に性欲も体力も全開モードで、真奈美を絶頂に導こうとした。

征爾の用意したドリンクや媚薬は、体力や性欲、
何よりも肝心な勃起力を高めるのには絶大な効果があった。
盲点は筋力だった。
普段、あまり運動をしていない4人にとって、
真奈美との全力セックスはフルマラソンほどの体力を消耗し、
足や腕も筋肉は悲鳴を上げたのだ。

真奈美は、身体中が汗ばんだり、ザーメンにまみれると、
気分転換も兼ねてシャワーを浴びに行く。
男性陣4人はそのすきを見計らって緊急のミーティングを始めた。

「どうする?真奈美ちゃんのハイペース。
 どこかでスローダウンさせないと、いくら4人でもこっちが持たないぞ。」
「ああ。なにしろ1泊2日。明日の昼頃までは続くんだろ?」
「いや〜。真奈美があれほどハイテンションで盛り上がるとは……。」
「そもそも敏明だろ、その原因は。」
「そうだね。それは間違いない。とし君とお泊りできるってことで、
最高に盛り上がっていたからね。」
「昨夜、お父さんとセックスできたのがよっぽど嬉しかったんじゃないですか?」
「確かに、それもあるとは思う。香澄さんも電話で喜んでいたからね。」
「で、どうします?さっきからのパターンでいくと、シャワーから戻ってきたら、
 また1対4の全力乱交プレイですよ。」
「そこを何とか誤魔化して、1対3か、1対2に持ち込めないかなあ。」
「その間に休むってことですか?」

「家に戻れば、それなりの薬もあるんだが……。
 果たして真奈美ちゃんがその時間を与えてくれるかどうか……。」
「紗理奈さんに連絡して、持ってきてもらいましょうか?」
「いや、あっちはあっちで、それどころじゃないみたいでね。」
「あ、そっか。こっちはこっちで大変だけど、
 あっちもあっちで大変、っていうわけですね。」
「まあ、あっちはもともとが団体戦だけどね。」

「香澄は……。大丈夫でしょうか。」
「心配いりませんよ。美奈子もそれなりに頑張れるはずです。
 それに田辺とはかなり以前からこうした場合のことも頼んでありますし、
 逆のパターンも以前に経験してますから。」
「逆のパターン?」
「ええ。田辺の妻や娘が暴漢に襲われるっていうパターンです。」

「ということは、そっちがオリジナルというわけですか?」
「ええ。暴漢役はわたしと潤一君。2人だとちょっと圧力に欠けるんですよね。
 やはり、まずは数でも圧倒しないと。」
「なるほど。」
「この人数だったら、もしかしたら逃げられるかもしれないと、
 思わせたらダメなんです。
 絶望を感じさせる。そこから諦めが生まれる。
 自暴自棄もいいんですが、
 わたしは抵抗したのだ、けれど、力によって無理矢理にされてしまった。
 仕方がないのだ。
 わたしは悪くない。という思考パターンが、
 意外と思い切った行動に結びつくんです。
 まあ、中にはレイプ願望を持った女性もいますから、
 そのパターンから外れることもあります。」

「レイプ願望を持った女性っているんですか?」
「潤一君。君みたいな若者は知らなくていいことだとは思うけれど、いるんだよ。
 しかも、かなりの割合で。」
「そ、そうなんですか?」
「香澄がそうだってことは、君も知ってるだろ?」
「ええ。でもそれって珍しいことと……。」
「いや、案外多いんだ。ただ勘違いしないようにね。
 男がそう思い込んで行為に及び、女性にもそうした願望があったとしても、
 後になって女性が訴えれば立派に犯罪成立だ。
 誰かに見られて通報された場合は無罪になる確率は低いな。
 男は襲うもの、女は襲われるもの、そして襲われることをだれも望みはしない、
 それがいわゆる常識だからな。」

「女性の反応を見誤るな、ということですか?」
「う〜ん。正しく見極めたからと言って、安心はできないな。」
「どういうことです?」
「まあこれは女性に限らずだが、人は相手の出方次第で豹変するということさ。」
「豹変?」
「ああ。男にとっちゃあ青天の霹靂って感じだろうがな。」

「もう少し詳しく話してくださいよ。」
「おいおい、潤一君のレイプ願望に火が付いたって事かい?」
「火が付いたかどうかは別にして刺激的なことは確かです。」
「おいおい。それって、やっぱり火が付いたってことだろ。」
「真奈美にはしないでくれよな、ショックを受けたら可哀そうだ。」
「だけど……。どうなんでしょう。」
「なにが?」
「真奈美ちゃんには、あるんでしょうか。レイプ願望……。」
「……。」

そこにようやく真奈美が戻ってきた。


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