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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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取り残された香澄-5

4人はまるで一つの塊のように動き続けていた。

紗理奈は母親の、自分を見つめる視線や意味不明な言葉から、
母親が何を言おうとしているのかをようやく察した。
(逃げろっていうこと、なのね?)

そうだった。麗子は言葉の端々に、紗理奈が取るべき行動を示唆していた。
(この部屋を出て行け。3人は自分が離さない。お前はわたしの下だ。
 地下室へ逃げろ、男たちは自分が絶対に離さないから……。
 そういうことなのね、お母様……。)

紗理奈は母親が3人の男たちの意識を完全に自分に引き付けているのを確かめると、
小さく飛び跳ねては止まり、止まっては様子を見て飛び跳ね、
少しずつ位置を変えていった。
そしてドアまで1メートルほどのところに来た時、
一気にジャンプし、ドアを開け、廊下に転がり出た。

「あ、あの野郎。逃げやがった。」
「礼二。追え。」

田辺に言われた礼二はペニスを引き抜き、紗理奈の後を追おうとした。
その瞬間、麗子の両脚が礼二の腰に絡み、さらに引き付けるように締め付けられた。

同時にオマ〇コは今までにないほどの力でキュッと閉まり、
礼二のカリを捉えて離さなかった。
「ぺ、ペニスが……。千切れる……。」
「ばか野郎。早くしねえと紗理奈が逃げちまう。おい、大輔。」
「無理ですよ、礼二さんも、麗子も、オレに全体重をかけて……。
 しかも、オマ〇コの締め付けが強すぎて……。
 これ以上締められたら、オレ……。あ、あ……。」

「まったくどいつもこいつも頼りにならん。オレが行く。」
田辺が立ち上がろうとした瞬間、
麗子は田辺の太腿に回していた腕を力いっぱい自分の方へ引き寄せた。
バランスを失ってひざを折った田辺は、
そのまま麗子の顔に覆いかぶさるように倒れ込んだ。。
田辺のペニスは麗子の喉奥まで刺さったが、麗子は上での力を全く緩めることなく、
ペニスを吸い込み始めた。

「こ、こんな状態でバキュームフェラだと?お前、窒息するぞ。」
(窒息?)
その言葉が大輔の、礼二の、そして田辺の頭を何度も行き来した。

麗子は全く息を吸えない状態だった。
にもかかわらず、田辺のペニスに吸い付いたまま、
その太腿をさらに強く引き付けていいく。

「ば、馬鹿野郎。なにをしや……。痛たたた……。やめろ、麗子。
 本当に、本当に、千切れちまう。
 大輔、お前、何とかしろ。」
しかし、3人の体重に押しつぶされることになった大輔は、
腕を動かすのがやっとだった。


香澄は玄関から地下室に通じる階段の下で待っていた。
ドスッという音の後、階段を転げ落ちる音がした。
(紗理奈さんだ。)
香澄はドアを開け、目の前に倒れている紗理奈を見つけると、
その腕を取り力いっぱい引っ張った。
紗理奈の身体が地下室に入った瞬間、香澄はドアを閉め、美奈子に合図をした。


「紗理奈さん。もう大丈夫。あの人たちは入ってこられないわ。」
「か、香澄、さん。ど、どうして、ここへ?」

香澄はそれには答えず、紗理奈を縛っていた縄を一本一本解いていった。
「さあ、これでいいわ。こっちに来て。」
香澄は不思議がる紗理奈の手を引き、地下室のサブルームへと導いた。

「美、美奈子……。無事、だったの?」
そう言った瞬間、紗理奈は膝を折り、その場にしゃがみ込むと大声で泣き始めた。
「よ、よかった。美奈子が、美奈子が。あ、ああ、本当に、よかった。」

そんな紗理奈を見つめながら香澄は言った。
「紗理奈さん。こっちに来て。」
香澄はモニターの前に紗理奈を呼んだ。
「こ、これは……。」
「そうよ、今映っているのはリビングルーム。
 あなたがいなくなった後のリビングルームよ。」

そこにはたった一人で3人の暴漢たちと対決する麗子の姿が映し出されていた。
「このアマ。ふざけやがって。」
「紗理奈が逃げちまったじゃねえか。」
麗子は礼二の腰に足を絡めたまま、田辺の股間を顔に押し付けたままだった。
大輔は3人の体重から逃れようと、身体をずらそうとしたが、
勃起したままのペニスは麗子のアナルに捉えれられたままだった。

「おい、何とかしろ。このままじゃ……。麗子が本当に窒息するぞ。」

その時、麗子の足から力が一気に抜け、礼二はようやく麗子から離れることができた。
麗子のアナルも、オマ〇コも、その強烈な締め付けが無くなり、
田辺の太腿を抱えていた腕はだらりと垂れ下がった。

「おい。礼二。麗子の体を起こせ。床に寝かせるんだ。」
田辺は大声で礼二に命じた。

礼二は田辺の下半身に倒れ掛かったままの麗子の身体を抱き上げると、
そっと床に寝かせた。
麗子の身体が離れた瞬間、麗子のオマ〇コから抜け落ちた大輔のペニスは、
一気に膨れ上がり、自分の顔めがけて、勢いよくザーメンを発射した。

「おい、麗子。麗子。大丈夫か?」

田辺は麗子の頬を3,4回張った。
少しの間があって、麗子が息を吹き返し、激しく咳き込んだ。
「まったく、むちゃなことばかりする母娘だ。
 美奈子と言い、麗子と言い、ある意味、気がおかしいんじゃないか?」
「み、美奈子のことを、悪く言うのはやめてちょうだい。
 そ、それよりも、紗理奈は……。」
「お前がオレたちを咥え続けてる間に、逃げちまったよ。
 階段を転がり落ちる音がした。いま、大輔が礼二が見に行ってるが……。」

そこへ礼二が戻ってきた。
「いませんでした。階段の下に、少しだけ血の跡がありましたが、
 その先のドアにはしっかりとカギがかかっていて。逃げられたようです。」
「……だそうだ。麗子。
 紗理奈はお前を置いて逃げちまったわけだ。」
「いいじゃないの。いなくなった女のことなんか。」
そう言う麗子の目には涙が浮かんでいた。


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