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MatchingDIVE
【SF 官能小説】

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広報室-7

「え!?え!?リサ…泣かないで……

そうだ!これから三人で
レストランに行こう!」

「え!?レストラン?」

「うん!ご飯は食べれないけど
景色の綺麗なレストランがあるの!
ね?義人?」

「ああ!あるよ…そうだな…
行こう!」

三人はショッピングモールの
最上階にあるレストランコミュに
やってきた。

「こんな所があったのね?……
すごく綺麗……
東京ってこんなに綺麗なの?」

「この景色は50年前の物なのよ」

「え!?そうなの?」

「う、うん……そうよ……

現代の日本は人がリアルで
外出する事がほとんど無いから…
閑散とした景色になってるけど…」

「そうなのね…
わたし…なんにも知らなくて……
ごめんなさい……」

「何も謝らなくてもいいのよ!
変なこと言っちゃったみたいで
私の方こそ、ごめんなさい…」

「そうだ!お腹空いたな!?
それぞれ飯食って
ここに戻って来よう!」

義人の言葉で三人は昼食をとりに
リアル世界に戻る。

義人とカノンのアバターは
その場で動かなくなったが
リサはログアウトする。

昼食を終え二人はアバターに
戻って来る。

しかし
そこにリサの姿はなかった。
少ししてレストランの外から
リサが入ってくる。

「ごめんなさい
ちょっとモールの中を見てた♪」

「そうなんだ!?
びっくりするじゃない!

リサはもう歌手なんだから
一人でウロウロしちゃダメよ!」

「そうよね…迷惑掛けちゃうもんね」

「まぁ、まだいいんじゃないか?
公表されても無いし…」

「そうだけど……」

「それより、午後からの
スケジュールだけど…」

「うん、午後からは
歌唱レッスンとダンスレッスン」

「それにしても大変よね〜
私だったら既に根を上げてるわー」

「ふふふ、私は全然!
苦じゃないわよ♪

だって今は自由だもん♪♪♪」

「リサは偉いわね〜」

「さぁ!レッスンに遅れるぞ!」

三人で午後のスケジュールを
こなしていく。

リサのレッスンも終り
広報室に戻って来る。

「ああ!三人ともお疲れ様…
もう今日は帰って
ゆっくりしていいよ……」

「義人〜今夜はどうする?」

「あら?デートのお話かしら?」

「ううん、違うの!

バーチャルフレンドが集まれる
コミュニティがあるの

そこに義人も偶然居て
同じ会社だって最近知ったのよ」

「へ〜楽しそうね?」

「そうだ!そこにリサも来たら?
みんなを紹介するよ?」

「おいおい!
それは不味いんじゃないか?

これからはリサは
有名人になる訳だし」

「今ならまだ有名じゃないから
いいんじゃない?
私も、そう言うのに行ってみたいわ」

「そうよ!
まだ皆に知られてないから
大丈夫よ!

ね?義人?いいでしょ?
リサもルームに招待してあげて!」

「うん……分かったよ……
招待しておくから
夕食後に集合な!

カノンは他のメンバーにも
知らせておいてくれよ」

「オッケー!義人!
ありがとう♪」



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