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任務中なのに〜アパート張り込み編〜
【レイプ 官能小説】

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敏感なカラダ-1

篠山悠子主任は、捜査課に早めに着くとパソコンを立ち上げ捜査官達のメッセージを確かめる。特に目を引く情報は無かった。

重要な情報が入ればスマホに電話連絡が入るので、パソコンでのチェックは確認の為だった。

捜査課には誰もいない、室内はガランとしている。みんな張り込み任務中だ。自分もこの後、すぐに櫻井の部屋で張り込み監視に当たる。昨晩、夫に張り込みに入ると伝えると、

『男一人暮らしの部屋に張り込むのか、大丈夫なのか?』

と心配する。悠子は笑いながら、

『大丈夫よ、あなた。』
『私が誰か知っているのよ。』
『わざわざ、捜査官に何かすると思う?』

と安心する様に言う。夫は、

『そうだな、あえて女性捜査官を狙うやつはいないな。』

と頷く。悠子は、

『そう、大丈夫よ。』
『明日は、遅くなるわ。』

と答えた。

悠子は、時計を見てロッカーに急ぐ。あの部屋での張り込みは私服だ。余りピッタリフィットしないジーパンに、白いシャツ、黒っぽい上着にした。

小さなバックを持つと下に降りる。余り大きな物を持って櫻井の部屋を訪ねるのも近隣住人に見られた場合、不審に思われかねない。

櫻井のアパートの少し前でタクシーから降りて、手前のアパートの階段を登り櫻井の部屋に向かう。

左右を見て誰も居ないの確かめ軽くノックする。櫻井がすぐにドアを開け、会釈すると悠子も返す。

張り込む場所の四畳半の部屋は、引き戸が閉まりすぐ近くにある。櫻井の部屋の6畳の方は引き戸が開いていた。

四畳半の部屋の引き戸を軽くノックすると、

『どうぞ。』

と小さな声で帰ってくる。悠子は引き戸を自分が入れる位開け中に進み、すぐ引き戸を閉める。緒方が会釈するので悠子も笑顔で返す。すぐに緒方が小さな声で、

『特に情報は有りません。』
『対象部屋に来客無し。』

とハンディカムの画面を見ながら報告する。悠子は、

『了解。』
『ごめんね、休み無しで。』

と同じく小声で返す。緒方は、

『いいえ、みんな同じですから。』

と更に小さな声で話す。悠子もハンディカムの画面を見ながら、

『ご苦労様。』

と頷くと緒方も頷いて引き戸を開け出て行く。

悠子は、ハンディカムの画面を見つつ上着を捜査課と書いてあるハンガーに掛ける。そして、座椅子に座り楽な姿勢になり画面を見つめる。

交代して1時間経った頃、引き戸が軽くノックされ、

『はい、どうぞ。』

悠子が小声で返事する。引き戸が少し開けられコーヒーカップが載ったトレーを櫻井が悠子の方に押しやりながら、

『どうぞ。』

と小声で勧めるとすぐに引き戸を閉める。悠子は、

『すいません。』

と返したが、

【聞こえて無いかも。】

と苦笑し、

【余り供応を受けるのも。】
【でもみんな飲んでるみたいだわ。】
【コーヒーを振る舞うのが好きみたいだし、構わないかな。】

と思いながらコーヒーカップを手に取り一口啜る。

【少し変わった味だわ。】

と思いつつもう一口飲んだ。

櫻井は、時計を何度も見て時間の進むのが遅いと感じていた。篠山悠子は、ジーパンとシャツ姿だったがスタイルの良さは判った。これから始まる事が楽しみだ。

コーヒーを出してから30分後、張り込み部屋の引き戸を軽くノックする。返事が無いので今度は強めにノックする。返事が無い。

櫻井は、張り込み部屋の引き戸を全開で開けると座椅子の上で眠り込んでいる篠山悠子主任捜査官が目に入る。中に入り悠子を揺すっても反応が無い。

櫻井は、

『リーさんの薬は良く効くな。』

と言いニヤニヤしながら悠子の全身に視線を上下させる。そして玄関の先のドアの施錠を確認し、チェーンを掛けた。


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