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肉体介護
【近親相姦 官能小説】

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都会の生活-1

 恵三の都会暮らしも半年に差し掛かってきた。
田舎街とは違い近所付き合いはほとんどなく、ゴミ出しで出会う人々も朝の挨拶を交わす程度で会話は殆どなかった。
 息子夫婦に提供された8畳間もタンスと机を置けば後はほとんど空きスペースは無かった。
恵三は唯一インターネットの動画と、かっての職場だった仲間との電話での会話が唯一の楽しみだったが外に出る事はほとんどなく体力的にもが衰えがきていた。

「あなた義父さん大丈夫?ほとんど部屋を出ないし中で何やってるかしらないけどたまにはお布団も干してあげたいし」
「そうだな天気のいい日は少し散歩でも奨めてみるよ」
「お願いね・・・あなた明日休みだし今夜どう・・」
渉との性生活から遠のいている雅恵の願いだった。
「あれか・・もうそんな年齢じゃないだろう、月1ぐらいでいいだろう」
「まあ、私若いのよ・・浮気されても知らないから」
雅恵はふくれた様子で台所に立ち食器を洗っていた。
「じゃあ先に寝るからな」
渉は飲みかけの焼酎を飲み干すと寝室に入っていった。

「雅恵さん」
部屋から出てきた恵三の声で振り向いた。
「風呂入りたいんじゃがいいかな?」
「義父さん、先お入りになったんじゃない」
『あ、そうだったな、それは失礼した」
  (大丈夫かしら)
恵三は最近ちょくちょく同じことを聞いたり、言ったり雅恵は変化が気になっていた。

「あらもうこんな時間」

雅恵はエプロンをとると部屋に下着を取りに入ったが渉はすでに大きないびきをかいて寝ていた。
(あ〜あ、もう嫌だ)
雅恵は呆れた顔をして浴室に向かった。
洗濯籠には恵三の失禁したパンツ、渉の汗の沁みついた下着が投げ込まれていた。
脱衣場に立ち鏡を見た。
(まだ私いけるわね、顔だって垂みもないし、シミだってないわ)
確かに雅恵は人並み以上の器量とスタイルは維持していた、特にバストのサイズはGカップですれ違う男たちの目をひいていた。
 洗い場に入って身体を流してからふと鏡を見ると脱衣場に人影を見た。
(義父さんかしら)
雅恵はそれでも黙って体を流し湯船に入ってから暫くして湯船を出た。
はじけるように湯玉が雅恵の裸体から流れ落ちた
座椅子に座り再び鏡を見た。
確かに恵三の姿である、ジ〜と立ってみているのである。
それでも雅恵は知らぬふりをして体を洗った。

(いつまで覗いてるのかしら・・・まだ女性に関心があるのかしら)
気味が悪いと思ったが痴呆症の義父の事だと無視をした。

 翌朝である、いつものように恵三に食事を伝えに行った。
「おはようございます、お食事できました」
「そうかね、ありがとう」明るい返事が返ってきた。
暫くすると着替えた恵三が食卓のテーブルの腰かけに着いた。
「まあ義父さん珍しいわね、どこかお出かけかしら」
「うん、今日は公園でも行ってくるよ」
初めてである、恵三の口から出た言葉だった。
「そうですか、お布団干したいと思っていましたし、ゆっくり行ってきてください」

食事後暫くして恵三を送り出すとさっそく部屋に入った。
少し加齢臭もするが比較的整理されていた、窓を開け布団を上げて表に出した。
(この部屋で一体何をされてるのかしら)
悪いと思ったが机の引き出しをあけて驚いた、雅恵も見たことのない本やビデオが出てきたのである。
「性生活妻の醜態」「男の隠れ家」やその脇にあったスケッチブックを開いて驚いた。
婦人と老人の交わる画や入浴する婦人画など数点が描き写されていた。
こんなものを毎日描いてるのかしら?
雅恵は義父の正体が見えなかった。

恵三は12時近くになって帰宅した。
「義父さんお布団入れてください」

「分かった、雅恵さん今な公園でな房子に逢ったんだよ」
「えっ、お母さんもう5年も前に亡くなってますのに」
それを聞いていた渉は驚いた様子で恵三を見た。
「親父、大丈夫かおふくろはもうあの世の人だぞ?」
「でもあれは女房だった」
あっけらかんと言うと部屋に入っていった。

「あなた、今日ね義父の部屋の掃除してて驚いたのエッチな本やビデオがでてきたわ」
「そんなものが出て来たか、あれでも男だから仕方ないとがめるな、そのままにしてろ」
「嫌だわ・・男の人ってそうなの」
雅恵は浴室の覗きのことまでは言わなかった。

 数日経ったある日、雅恵が帰宅すると恵三の部屋は開けてあった。
普段は閉じられている為通りかかりに部屋を覗いてみた。
机に向かい無心に何かを書いている様子である。
「義父さんただいま、何書いて見えるのですか?」
「手紙だよ嫁に書いてるんじゃ」
「私ですか・・ここにいるのにですか」
「手紙でないとな」
「それはそうですけど、何でも言ってください」
「ここに通帳がある、渉には内緒にで積んである、雅恵さん世話になるからここから50万引き出して使いなさい」
恵三の突然の言葉にどこまで本心なのかそれとも痴呆のせいか理解できないでいた。

 渉は相変わらず仕事で帰りも遅く休みの日はほとんど外出することもなく家にいた。
「あなた、たまには外でお食事に誘ってよ」
「お前、親父と行ってこい、俺はラーメンでも作って食べるから」
そっけない渉の言葉で雅恵はカチンときていた。
「わかったわ、義父さんと出かけます」
雅恵はその足で恵三の部屋に行き食事に誘った。
「そうか私でよければどこへでも行くぞ」
恵三は快く返事をした。

「さあ車でいきましょ」
ジムニーを車庫から出すと恵三を乗せて走りだした。
「義父さん何がいいですか、和食にします」
「雅恵さんウナギはどうだ、俺が出すから特上のウナギをたのむ」
「そうですか、私もそれで結構です」
「うんと精を付けて、まだ若いんだから励みなされ」
恵三の言葉に雅恵は返事を躊躇っていた。






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