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アイドリング2ndシーズン
【フェチ/マニア 官能小説】

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アイドリング2ndシーズン-13

チャプター13



「あれ? 西山さん?」

 いつの間にか西山の姿が消えている。さっきまでそこにいたはずなのに、どこを探しても友里の愛しい人は見つからない。

「友里ちゃん、ちょっといいかな?」

 店長が呼んでいる。

「何でしょう?」

「さっきの彼がこんなメモを残していったよ。それから、友里ちゃんによろしく言っといてくれってさ」

「西山さんが?」

 友里は店長からメモを受け取り、そこに書かれている達筆な文字を読んだ。

「急用を思い出しました。またいつかどこかで会えたなら、その時こそあなたの気持ちを聞かせてください。西山」

 友里はメモから顔を上げた。西山さんは忙しい人だから、急用が出来ることだってある。だからあたしも負けないように、まだまだ頑張らなくちゃいけない。

 更衣室で着替えを済ませた友里がレジに向かうと、一人の男性客がすでに精算を待っていた。カウンターの上にはDVDが山積みになっている。

「お待たせして、申し訳ありません」

「……」

 男性客は無言で友里の恵まれた容姿に見惚れている。きっと、先ほどの騒動も見物していたに違いなかった。

「それでは中身の確認をご一緒にお願いします」

 いつも通り、友里は一枚目のDVDを手に取って息を吸い込み、吐き出した。

「ラヴィアンローズ、純潔を奪われた麗しき令嬢、綺麗な薔薇には棘がある」

 次に、二枚目。

「盗撮モンスターの餌食、女子トイレ、女子更衣室、女子寮、カメラの前の女神たち」

 さらに、三枚目。

「不妊治療の代償、閉ざされた病棟で輪姦される排卵期の若妻」

 そして、四枚目。

「実録レイプ、塾帰りの女子生徒を狙う変質者、リベンジポルノの呪縛」

 そんなふうにして五枚目から九枚目までを扇情的に紹介すると、最後となる十枚目の作品タイトルを確認する。

「アイドリング2ndシーズン、期待の新人AVアイドル水越友里、ポルチオ性感帯デビュー。以上でよろしかったでしょうか?」

「あ、はい、よろしかったです……」と男性客はテンパっている。

 友里は、自分が出演しているとは知らないアダルトDVDを貸し出し袋に入れ、「ところで、ポルチオって何ですか?」と素朴な疑問を口にする。

 友里のこういうところが気に入って、この何の変哲もないレンタルショップに通う男性客が少なからずいることを、友里本人は知らない。

 見た目は女子大生でも、性の知識に関しては中学生の頃からまったく成長していない耳年増の友里だった。

「お願いします、あたしにポルチオを教えてください」

 こうしてまた一人、また一人と、友里のファンは増えていく。



END


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