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香澄の本性
【寝とり/寝取られ 官能小説】

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レイプの加害者と被害者-5

そう言いながら田辺は麗子の股間を覗き込んだ。
「おい、麗子。そんなに浅く腰掛けているから、
 こっち側からはお前のアナルまで丸見えだ。
 オレは正確にオマ〇コを狙うつもりだが、
 ぶらぶらしている先端はどこへ行くのやら……。
 おっと、うっかりバイブのスイッチが入ったままだったぜ。」

確かに田辺が持つ反対側の先端部分が小さなモーター音をあげながら、
小刻みに振動している。
「いいか、約束の確認だ。後ろに組んだ手は絶対に離さないこと。
 もしも離したらオマ〇コへの平手打ち10発だ。
 おや?礼二。お前が手に持っているもんは何だ?」
「紗理奈が持ってきたバッグの中に入ってました。」
「ほ〜。おい麗子。お前の娘の趣味もなかなかだな。
 お前、これが何か知ってるか?」

麗子は田辺が手にしたものを一目見ただけで下を向いた。
「知っているみたいだな。そう、これはバラ鞭と言ってな。
 一本鞭とは違ってそれほどの痛みは感じない。
 まあ、1,2発程度ならな。
 ただこれも繰り返し同じ場所を叩けばどうなるか……。
 あ、そうか。紗理奈が持っているくらいなら、
 お前も使ったこと、いや、使われたこともあるだろ?」

麗子の顔に恐怖の表情が浮かんだ。だかその目の奥には妖しい灯がともっていた。
「そ、そんな、こと、されたら、わたし、おかしくなってしまうわ。
 ねえ、やめて。手は組んだままにしておきますから。」
「いや、麗子。手を離したいなら離してもいいんだぜ。」
「えっ?どういうこと?」
「どういうこと?つまりそういうことだよ。
 麗子。お前、オマ〇コ、鞭打って欲しいんだろ?」
「な、何を馬鹿なことを言ってるの。」
「おや?そうかな?さっき、このバラ鞭を見た時、お前、ドキッとしたろ?」
「……。」
「それも驚いてのドキッじゃない。期待に胸が高鳴ってのドキッだ。」
「だ、誰がそんなものを、見て、胸が高鳴ったりするというの?」
 鞭で打たれることを期待するような女なんて、いるわけないじゃない。」
「いるじゃないか。麗子。お前だよ、オレの目の前に一人、
 鞭で打たれることを心待ちにしている、どうしようもなくスケベな女がな。」
田辺はそう言うと礼二にバラ鞭を渡し、股間を数発打たせた。
「や、やめて、い、痛いわ。そ、そんなもの、誰が……。あ、い、痛い。」
「まあ、いつまでそうやって意地を張っていられるかだ。
 じゃあ、そろそろバイブのご登場とするか。」
田辺は薄笑いを浮かべながら麗子の大きく開かれた脚の間にしゃがみ込み、
ゆらゆらと揺れる双頭バイブの先端を麗子の股間へと近づけていった。

「あ、あう、そ、そこは……。」
揺れる双頭バイブが麗子の内ももに触れた。
それも、触れるか触れないかわからないくらいのソフトなタッチだったが、
バイブしながら不規則に揺れる双頭バイブは、
田辺の指と違って予想のできない動きをするのだった。
太腿に沿って振動しながら股の付け根あたりまで来ると、
急に反対側の太腿へと移っていく双頭バイブ。
かと思えば、突然、麗子の割れ目を直撃し、その反動でクリトリスを軽くかすめ、
あっという間に遠ざかっていく双頭バイブ。

(次はどこ?ああ、もう一度、割れ目に、ううん。一気にクリトリスを……。)

焦らされることがこんなにも自分の冷静さを奪っていくものだということを、
麗子は初めて知ったような気がした。

いつの間にか麗子は、
双頭バイブが自分の性感帯をしっかりと捉えて動くことを期待していた。
(ああ、もっと、もっと刺激が強いところに当てて欲しい。
 田辺だってこんな場所を刺激しようとは思っていないはずだ。
 思う場所を刺激できないというもどかしさを、この男は感じないのだろうか。 
 それともわたしを焦らして焦らして欲求不満ににして、
 理性を失わせ、狂わせようとしているのだろか。
 いや、男だって女をいかせることに生きがいを感じるはず。
 こんなにじれったい愛撫をいつまでも続けられるはずはない。)

しかし、そんな麗子の思惑とは全く関係ないように、
田辺が握った双頭バイブはくねくねと自然にくねり、
しかも先端部分のバイブレーションと連動して不規則な動きをするのだ。

核心に触れそうで、ギリギリのところで去っていくバイブ。
そして、ようやく核心をついて、どんどん刺激を与えながら、
絶頂ギリギリのところで何の未練もなく去っていくバイブ。
もしもこの双頭バイブに意志というものがあるのだとしたら、
確実にどこまでも意地悪で、どこまでも自分勝手で、どこまでもドSな性格だろう。

麗子は次第に、何ともしようがない感覚に追い込まれていった。
痒いところに手が届きそうで届かないまま、放っておかれる。
生殺しとはまさにこのことだろうと麗子は感じた。


麗子の限界がやってきた。
「ああ、ねえ、お願い。一思いに、一思いに、当てて。
 もう少しなのに、なんでそんなに意地悪するの?」
「意地悪?こりゃまた心外な。
 オレはちゃんと、お前のオマ〇コを狙ってるんだぜ?
 言うことを聞かないのはバイブの方さ。
 クリトリスに当たる直前で向きを変えたり、
 割れ目に向かう途中で太腿を撫でたり。 
 まったくオレの思うままには動いてくれないんだ。
 どうする?麗子。」

田辺は意地悪く、麗子に問いかけた。
麗子の答えはある意味では意外で、ある意味予想通りだった。

麗子の答えは田辺に問われる前から決まっていた。
気が狂うほどに責めて欲しい。
責めて責めて、責め抜いて、
麗子自身が麗子でなくなってしまうほどに、そう感じるほどに責め立てて欲しい。

征爾もない。紗理奈も美奈子もない。
そして自分自身もない。
それでいい。

「お願い。して。」


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