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下屋敷、魔羅の競り合い
【歴史物 官能小説】

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艶之進、奮う肉刀-11

 皆が固唾を呑んで耳をそばだてた。
 その結果、艶之進、二倫坊の名前が呼ばれた。当然ながら小夜之丞の名前もあった。そして、最後に読み上げられたのが力蔵の名だった。彼は当然という顔をしていたが、拳がグッと握られたのを艶之進は見逃さなかった。どうやら合格を危ぶんでいたふしがある。あとで一人の見届け人に聞いてみたところ、当落の基準は三回以上女に気をやらせたかどうかであった。力蔵は刻限の寸前まで二回しか女を絶頂に導けなかったようだ。が、怒濤の追い上げで、すんでのところで三度目に至り、二戦目へと駒を進めることが出来たらしい。

「悪運の強いやつだ」

 吐き捨てる艶之進だったが、彼も勝者の中では最低の成績であった。そして、三回達成でも、精液を漏らした者は敗退者となったことを後で聞いて、

『これは、この先、心してかからねば……』

 兜の緒ならぬ、下帯の紐を締め直す傘張り浪人であった。


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