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捜査中に触られて〜電車編〜
【痴漢/痴女 官能小説】

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あのホームで-1

2人は、最初にこのホームで待ち合わせをし、話ししたコーヒーの自販機の所に行く。桜井は缶コーヒーを買い飲み始め、

『飲むか?』

と咲良に聞く。咲良は、

『結構よ。』

と断わる。桜井は、

『たまたま俺を見つけたのか?』
『それとも、探してたのか?』

と聞いてくる。咲良は、

『探したのよ。』

と言うと桜井は、

『良く分かったな。』

と笑う。捜査は、一段落して大分落ち着いてきていた。咲良は、時間の余裕が有る時、桜井を探してこのホームを通る電車に時間帯を変え乗り探していたのだ。そして、ようやく桜井を見つけたのだった。

咲良は、

『女を見つける時は、先ず痴漢するの?』

と聞く。桜井は、

『そうゆう訳じゃない。』
『たまたまさ。』

と返す。咲良は、

『仲間がいたじゃない。』
『いつも、一緒に痴漢してるんでしょ。』

と聞く。桜井は、

『いつも一緒じゃない。』
『俺が必要な時に呼んでるだけだ。』

と言う。咲良が、

『桜井さんは、痴漢グループのボスじゃないの?』

と聞く。桜井は、

『違う、前に俺の女に痴漢してたから締めたんだ。』
『その後、他の痴漢グループと揉めていたのを気まぐれで助けてやった。』
『それから、あいつらは俺の言う事を聞く様になったのさ。』

と笑う。桜井は、

『俺を痴漢で逮捕しにきたのか?』

と聞いてきた。咲良は、首を振り

『違うわ。』
『何故、急に会うのをやめたのか、本当の理由を聞きたいの!』

と桜井の目を見つめ問いただす。さらに、

『私に飽きた訳じゃないのよね?』
『他に女が出来たの?』

と念押しする様に言う。桜井は、

『今は他に女はいない。』

と言い、少し間を置き

『最初見た時から思っていたんだ。』
『あんた、オフクロに似ている。』

と言った。咲良は、驚き

『桜井さんのお母さんに似てるの?私!』

と確認する。桜井は、

『ああ、俺が小さい頃若くして病気で死んだ母親に。』

と話す。咲良は、

『だから、別れると?』

と聞く。桜井は、また間を置き

『あのビルの事件の後、俺はあんたを見張っていた。』
『あんたの家をな。』

と言う。咲良は、ビックリして

『私の家を見張っていたの?』
『なぜ?』

と声が大きくなる。桜井は、

『あの手の連中は、執念深い。』
『あんたにお礼参りに来るかと思ってな。』

と言った。咲良は、驚いた。桜井が犯罪組織の咲良への報復に備えて、咲良の家を見張っていたとは。桜井は、

『だが、何も起こらなかった。』
『あんたの家を見張っていて、気付いたんだ。』

と言う。咲良は、

『何に気付いたの?』

と聞くと桜井は、

『あんたが子供に向ける笑顔が俺が小さい頃に見たオフクロの笑顔にそっくりだって事にな。』

と言い、続ける

『オフクロがいるって思ったよ。』

と話した。咲良は、

『私は、あなたのお母さんじゃないわ。』

と言うと桜井は、

『解ってるさ、頭じゃな。』
『だが、そう思ったんだ。』

と返した。桜井は、

『あんたがオフクロの生まれ変わりに思えてきた。』
『俺がこのままあんたと関係すれば、いずれバレて離婚。』『仕事にも影響が出るだろうと思ったんだ。』
『だから、あんたと会わないと決めたんだ。』

と一気に話す。


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