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捜査中に触られて〜電車編〜
【痴漢/痴女 官能小説】

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駐車場-1

すぐに桜井の車が到着。職員は、すぐに車のチェックを始める。車内を見て、次にトランクを開けさせチェックしていく。不審物対策に車の下をミラーで見ていった。

桜井のボディチェックを金属探知機で行い、持ち物検査をする。財布と車のキー以外は、数種類のティッシュが、5、6個とゴミ袋が有った。咲良は、それを見て笑いそうになりながら

【いつもの掃除セットだわ。】

と思った。職員から問題無いと言われ、入場許可を貰うと咲良は同乗し桜井を地下駐車場の来客用スペースの方にと誘導する。桜井は、情報提供者•協力者用来客スペースの1番奥に駐車した。咲良は、

『ここから、動かないで。』
『捜査官の付き添いなしで歩き廻ると不審者扱いされる。』

と注意する。桜井は、

『監視カメラは、この駐車場にもあるのか?』

と聞く。咲良は、

『無いと思うけど、自信が無いわ。』

と答えた。桜井は、

『解った。』
『あんたは、仕事に戻れ!』

と話した。咲良は、

『大人しくしてて、ここに居てね。』

念押しして、車から降りエレベーターに向かった。咲良は、エレベーターに乗ると上階の職場の有る階のボタンを押し、

『フゥー』

と息を吐き出す。

【本当に桜井には、振り回されるわ。】

と思った。職場に戻ると、部下達に不在を詫び自分の席に着く。咲良は、

【なるべく早く仕事を終わらせ、桜井の所に行かないと、何をしでかすか分からない。】

と不安だった。その為、自然と仕事のペースが上がり集中していく。ぽつりぽつり、書類を持って来る部下達に、新たに手を付けず他の未だ処理途中の部下達を手伝う様に伝える。

2時半過ぎには、部下達全員の書類作成が終わった。咲良は休憩に入りそのまま、会議に向かう様に言う。部下達は喜び、咲良に元気よく挨拶して出ていく。咲良は、笑いながら挨拶を返しまた仕事に取り掛かる。

桜井は、車から降りて駐車場の中を見て回っていた。駐車場の中には、監視カメラは見当たらない。また、車に戻り思案していると、小型トラックが来客用スペースに入ってきた。

続いてもう1台小型トラックが入って来て隣に停まる。少ししてワンボックスカーが2台やって来て、小型トラックの隣に停まった。4台共に車体に、大きく《○○クリーンサービス》の文字がみえる。

ブルーのツナギの作業員達が降りて来て、小型トラックの車止めをすると、トラックの荷台の扉を開け台積物を下ろす為の台を取り付ける。中の作業員が押してきた掃除用と思われるカートを下の作業員が受け取って行く。

掃除用カートも数種類あり、色んな用具、モップやハンドクリーナーなどが入ったカートを女性作業員が持ち、大きな、人が入れそうなカートを男性作業員が持っている。

作業員は、10数人居て殆ど女性の様だ。大きなカートを持つ男性作業員は、3人しかいない。簡単なミーティングが終わるとエレベーターの方に向かった。

桜井は、その様子を見て時計を見る。少したってから、車を降りてエレベーターの方に向かい、エレベーターの入口に誰もいないのを確認して掃除業車の車に近づく。小型トラックの荷台の扉を開けようとすると開いた。桜井は、

【まさか、ここ司法機関で盗まれると思っていないのか?】

と思った。トラックの荷台の扉を大きく開け、中に飛び乗り室内灯を探して点けると、荷台の中が明るくなる。カートがまだいくつかある。備付けの棚には、掃除用具の予備やブルーのツナギも有った。

桜井は、ツナギを漁りいくつか試着を始めた。そして、小さめだが合うサイズのツナギを見つけると、今着ている服の上から着用していく。荷台にあった、カート降下用の台を取り付ける。

1番大きなカートにモップを入れ、あと、適当に掃除用具を放り入れるとカートを荷台から降ろした。そして、降下用台を荷台に戻し扉を閉め、エレベーター方向に向かう。


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