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溺れた身体
【熟女/人妻 官能小説】

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-1

「結衣、これ渡しとくよ」
差し出されたのはこの部屋の合鍵だった
「萩原君、彼女ができたら教えてね邪魔な女にはなりたくないの」
「邪魔になんてなるわけないし彼女も作る気はないよ」
「そんなこと言ってると婚期逃すよ」
「でも今は先生だけだよ、人妻だって事も離婚しない事もわかっているよ、でも好きなんだ」

昨日受け取った鍵をホルダーにつけ自分でもドキドキしているのがわかるさりげなくテーブルに置いたそばで迫田は食事をしている
「今度のバイト帰るのが遅くなるみたいだし心配だな」
「みんな同じようなバイトしてるんだし心配しすぎよ」
「最後まで心配するのは俺の仕事のせいかな?」
「親バカなんでしょう?」
「今日は向こうに泊まるから」
それだけ言うとさっさと家を出る結衣の存在は家政婦同然だった、それは清香の成長に合わせるように顕著に現れている。
娘を大事に思う気持はひしひしと伝わってくる、世の中の家庭を全く顧みない夫と比べればマシだという事は分かっていたが今日はそんなことより他の家の鍵を目の前に置いた秘密の方が重要だった
これが背徳感なの?そう思った
清香も送り出すと直ぐに萩原の自宅に向かった、いつもは全く気にならない表札に並ぶ2人の名前が今日はなぜか目に止まった
鍵を開け部屋に入るが既に出勤した後だ、男の匂いが部屋に漂っている気がした、窓を開け洗濯、部屋の掃除を手早く済ませると寝室に向かう
何度も抱かれたベッド、結衣はつい横になってしまう彼の香りに包み込まれていく、ここでの情事が蘇るそっと指先を花弁に滑り込ませる
((貴方の女にして))
((ああっいい))
花弁は濡れ吐息が漏れる、ボタンを外し徐々に肌をさらけ出していく
何度も自分を慰めた経験はあるがこんなに鮮明にイメージした事はない
((やめてっ!それ以上突かれたらイッちゃう))
((後ろからも突いて))
ベットサイドのゴミ箱のティッシュが目に入った
手に取るとそこには使用済みのスキンが包まれていた
まだ午前中の日差しがベッドまで届いている中にたまった精液はまだ固まってはいない、そっと口に含んでみた、口の中の温度で柔らかくなっていくような気がした
(こんな事するなんて淫乱な女)
((私は和成さんの女です好きなように抱いて下さい))
結衣はスキンを口から出すと胸元に精液を落とした
「私を抱いて、抱いて、抱かれたい、あなたに抱かれたいっ」
「あああっイク、自分でイク」
両手のひらで胸に落ちた静液を広げていく男の匂いが身体を包み込む
淫らな女、はしたない女と思いながら1人で上り詰めた
(こんな事しなくても、彼が抱いてくれるのに何してるんだろう)
シーツを洗濯する時に自分の下着も入れた、ただそれだけのことだがこの家でする事全てが快感に繋がるような気がした
買い物に行き夕食の支度をする
結衣にも家庭があるのだから2人分の食事を作ることなど珍しい事ではないが新鮮に感じる、新しいエプロンを準備する暇はなく日頃使っている物にしたがそのことで罪悪感、背徳感を感じていた
他人の家で使う日常の物、徐々にではあるがそんな感覚が些細な行動でも感じられるようになっていた
時計を見ると17時を過ぎているこの家に来て6時間近くが経過している
身体を求め合い過ごす数時間よりも罪悪感を感じる、掃除や洗濯がまるで前戯のような役目を知らず知らずのうちに果たしている
萩原の帰宅後さらに数時間を共に過ごした、迫田は帰らないのだから泊まりたかったが清香の存在があった
(あの子さえいなければ)
今までに思ったことのない感情だった、窓から見える自宅の明かりはまだついていない
「もう帰らないと」
「うん、無理しないで」
血の繋がりのない娘だが夫婦を繋ぐのには欠かせない存在だった
長い時間を過ごせば親子同然である
自宅の暗い玄関の灯りをつけた時に結衣はふと自分の欲望に制限をかけているのは迫田ではなく清香になっていることに気がついた
迫田の為に世間体を気にしているわけではなく清香のためだった
そう思うと今までにない感情が芽生えて来た、清香も実の母ではない事を知っている、父親のもう一つの顔、自分との出会い全てを聞かせて
どんな結果になっても構わないそんな気が高まっていた時に清香が帰宅した
「お母さん、ただいま」
その声と言葉が今までの感情を全て吹き飛ばした
「お帰り清香」
普通の家族だったが少し踏み外したのは結衣だった
「萩原君って覚えてる?」
「いつ会った人」
記憶があっても名前まで覚えているはずがなかった
「清香が1年生の頃、塾に来てた、ディズニーに詳しいお兄ちゃん覚えてない?」
「あああ!覚えてる、凄く詳しかったよね、何回か一緒に行ったよね?」
その事がきっかけで清香もディズニーファンになっていた
「萩原君って言うんだけど、転勤で戻って来てるみたいなの」
「へ〜」
「今度、挨拶に来たいんだって清香も会う?」
「私は別にいいよ」
「電話でね萩原君も清香の事話してたの、だからつい一緒にって言っちゃったのよ」
「え〜しょうがないな、いつなの?」
「それはまだ決まってないけど」
「バイトもあるし予定が合えばでもいいでしょう?」
身体を許した男を家族に合わせるもう止められない背徳快感に溺れていっていることを自覚できていなかった




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