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ラッキースケベの自作
【痴漢/痴女 官能小説】

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往路-1

ユイは、とある都内の駅の地下鉄のホームで電車を待っていた。
暑い夏に似合う薄手のオフショルダーの白いカットソーと、健康的な脚が覗くフレアの黒いミニスカート。
それだけ聞けばよくある普通の女性の立ち姿なのだが、よく見ると、本当によく見ると違和感がある。

オフショルダーのカットソーはオーバーサイズ気味で、所々生地が浮いている。
ミニスカートの生地は、透けることはないものの薄く、また女子高生の制服のスカートよりも短い。
電車がホームに侵入する風でヒラヒラと舞い、角度によっては中の下着がよく見えそうだ。
しかも、そのスカートを抑えるような仕草もない。

(今スカートめくれてるよね…誰かが通ったら見られちゃうよね…)

もし見られたら、透け感の強い水色のパンティが見られてしまう。
もしかしたら、透けているお尻の割れ目も見られてしまうかもしれない。
そう思いながら、でもホームに人影がないことはわかり切っているユイはどんなにスカートがめくれても抑えずに、見られないけれども見られるかもしれない環境で、緊張感と高揚感に包まれていた。


停車した電車に乗り込むと、満員ではないが座席が埋まっており、所々に立ち客がいるような状況だった。
いくつかのつり革は空いているが、その中で、できるだけ長身の男性が並んでいる場所を選び、男性と男性の間のつり革を選んでユイはそのつり革につかまった。

オーバーサイズのカットソーは胸部分がたわんでしまい隙間があり、そこから中が見えてしまいそうだ。
しかも、オフショルダーなので、気を付けなければ服がずり落ちてしまう。
ユイは落ちないように服を持ち上げた…フリをして、胸部分の隙間を広くした。
ずり落ちる危険は確かに無くなったが、上から覗き込むようにすると、中が完全に見える状態だ。

中はブラジャーのみだが、夏場なのでそれは不自然ではない。
不自然なのは、中につけているブラジャーである。
店頭に売っているだけならただの可愛い下着なのだが、ハーフカップであり、胸をすべて覆うようには作られていない。
そのカップの中に胸を寄せるようにつめているため、バストトップまでは見えないものの、乳輪が薄くはみ出ている。
上から服の中を覗き込めば、乳輪までは見えることになる。だが、敢えて見せているようには見えない。
これが見えた男性はおそらく、ラッキー程度にしか思わないだろう。

(覗かれたら見えちゃう…見えちゃうけど見られないかもしれないし…でも見てほしい…)

両サイドの男性の視線を確認する勇気はないけれど、もし凝視されているとしたら。
そう考えると、恥ずかしさと興奮で体が汗ばんできてしまった。

ふと視線を前にやると、窓ガラスに自分と両サイドの男性が写り込んだ。
左側の男性はスマホで動画を見ているようで、ユイの様子に気づいていない。
右側の男性はスマホを操作しているように見えるが、視線だけはユイの胸元に向いているようにも見える。

(見てくれてるのかな?でももう少し見られたい…)

ユイは首元の汗を拭くフリをした後、カットソーの胸の部分を持ってパタパタと仰ぎ、暑いという仕草をした。
間違いなく、見えるように。
そしてその後、先ほどよりもさらに低い位置まで胸元をたゆませ、右側の男性にはとくによく見える位置で手を止め、スマホをいじり始めた。

(これ絶対見えてるよね…見られちゃってるよね…私の…)

そう思うと、ずっとやりたかったことができている達成感と、いけないことをしている背徳感に襲われて、下腹部がキュゥっとする感触と、秘部が少しだけヌルりとするのを感じた。


見られたいけどわざとだと思われたくない、そんなユイは今日はじめて、安全な露出をするために、たまたま見えてしまったラッキー感を楽しむために、出かけてきたのだ。


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