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保健体育
【学園物 官能小説】

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配布-1

チャイムが鳴ると、今までの武藤の行為が嘘のように三宮は解放された。

武藤の助言もあってか、男子生徒達は三宮に意識はするものの

特別言葉をかけたり、態度を変えることはなかった。



その日、三宮はあの授業で心身共に疲れ果てていた。

そして、武藤の配布という言葉を思い出すと気が重くなる毎日。

その後1週間が経っても、武藤から写真が配布されることはなく

このまま時間が過ぎて欲しいと願う三宮ではあったが、

そんな淡い期待を裏切るように、三宮の写真は配布された。



配布はある日の朝、各クラスの担任によって同時刻に行われた。

それも教室に女子生徒を含めた全員がいる中で。

配布された写真は三宮に加え、他のクラスの選ばれた女子2人。

いずれも武藤の授業によって写真を撮影されていた。

3人共に何枚もの写真を撮られたが、その中から武藤が選び抜いた10枚ほどの写真が配布された。



まずは1人目。1組の野村だった。

担任によって配布されると、男子達は途端に騒ぎ始めたが、どこかテンションはそれほどでもない。

しかし、隣のクラスでは学校の外まで聞こえてしまうほどの

大きな歓声があがっていた。



そして2人目。2組の多田。

多田の写真も配布されるなり、隣のクラスでは大きな歓声があがるが

三宮のクラスではそれほどでもなかった。



そして最後3人目。3組の三宮。

担任によって配布されるなり、今までにないぐらいに男子のテンションが上がったが

それ以上に凄かったのが隣のクラスだった。

もはや暴れ回るような音さえ聞こえ、正気の沙汰ではない。



違和感を感じた三宮は、隣の席の男子にこっそり写真を見せてもらうことにした。

そして、その写真を見て三宮は驚愕した。

野村や多田も、胸や性器の写真を顔付きで撮られ、名前まで出されてはいるものの、

言葉通り、ただそれだけを撮影した写真であり、

武藤の手によって強調されているものは全く無かった。



三宮の写真の内容の凄さは正に圧倒的であった。

武藤の手によって濡らされた三宮の性器は広げられ、その全てが映し出されていた。

クリトリス、尿道口、膣、小陰唇。

武藤に広げられたことによって、その写り込みは他の2人の比ではなかった。



そして極め付けは、武藤が最後に行った行為の写真だった。

両足を机に結びつけられ、自らの両手で足を広げさせられ

武藤によって身体をのけぞらされ、そして性器を広げられた。

歯を噛みしめた表情も、曝け出された胸も、腰を突き出して強調させられた広がった性器も。

全てがそこに写し出されていた。



担任が教室を出ていくと、すぐに他の二組の男子達が写真を持って三宮の元へ押し寄せた。

三宮の写真を見た男子達にとって、もはや野村や多田の写真に価値はなかった。

沸き立った興奮からか、男子達に三宮は様々な言葉を浴びた。



放課後、三宮は武藤の元へ向かい、直接抗議をした。

自分だけがあのような目に合わされたことに、どうしても納得がいかなかった。



『正式に記録に残すのは学年で1人で良いことになっている。3人の中から三宮を選んだのは校長だ。今回の写真は校長も歴代の生徒で一番だと気に入っている。そして朗報だ。我が校独自の教科書を作ることになった。そして、そのモデルが三宮に決まった。今回の写真はもちろん全て使わせてもらうが、教科書を作る上で足りない要素があればその都度撮影に協力してもらう。もちろん断ることは許されない。光栄なことじゃないか。三宮の名前、顔、胸、性器が余すところなく我が校の教科書に載るんだ。そして、あの授業を受ける男子生徒達は毎年三宮の写真を見ることになる。これからずっとだ。』



武藤のセリフに三宮は絶望を感じ、その場で立ちすくんでいた。



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