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七日目のプール
【青春 恋愛小説】

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ガラスの足場-2

じりじりと焼け焦げそうな日差しの中、あたしは待ち合わせ場所に集合時間の15分前に着いた。

「美音おはよー!早いね」

普段はさらさら流れる長い緑の黒髪を結い上げ、いつもより若干露出の高い服を着た綾子が駆け寄ってきた。

「綾子おはよ。みんなそろそろ来るかな?」

「うーん…時間にルーズな奴もいるしなんとも…。でも人数はそんなに多くないから全員集まるのにそんなに時間はかからないと思うけど………あ、田中達来た。こっちこっち!」

綾子が手招きしたのは男子三人組。隣のクラスの田中君と、山本君と、…裕也。


「……おはよ」

「あ、うん…おはよ」

横で今日の予定を楽しそうに話す綾子達とは対照的で、あたし達は何とも言えない雰囲気に、それ以上話さなかった




全員が揃ったのはそれから10分後で、いざ、あたし達は海に行くべく電車へ乗り込む。


冷房が寒いほどの電車内で、あたしは早苗と綾子の間に座った。裕也は少し離れた所に座っていて、少しほっとする。


「ねえ、美音…ごめんね。まさかうちの男子が裕也君誘ってるなんて思わなくって……」

ぽそぽそと小さな声で、早苗があたしに耳打ちした。

「…ううん。いつまでもこんな調子じゃいけないし、友達に戻るつもりで今日は触れ合うよ」

よくこんな台詞が言えたものだ。友達になんて戻れないことは分かっているけれど、涼とあたしの関係を知らない早苗は納得したのか、申し訳なさそうに笑った。


コトンコトンと体が揺れる。日常から非日常へと向かう電車の中で、隣に涼がいてくれたらと思った。


続く


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