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インモラル・セラピー
【その他 官能小説】

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インモラル・セラピー-6

「まずは上体を反らせて背筋を伸ばしましょう」
「は、はい……んっ……」
 突き出した胸の突起を榊が口に含む。ぴちゃぴちゃと音を立てて舐め回されると、アイリの子宮はキュンと震える。
「ああっ……んんっ!」
 ペニスは膣内でビクビクと跳ね、それだけで気持ちがいい。でも、もっと気持ちよくなりたい――。
「このままフラフープをするように腰を回してみてください。腹斜筋を鍛えるエクササイズです」
 アイリは榊の肩に掴まりながらくねくねと腰をグラインドさせた。硬いペニスに膣壁を擦りつけるたびに快感が走る。
「あっ……あっ……んぁぁっ……!」
 榊が親指の腹で乳首の先端を擦る。乳首と中を同時に刺激されると快感は何倍にも膨れ上がった。
「んやぁっ……ああっ……!」
 もう何も考えられず、アイリはひたすら腰を振った。だが、絶頂の気配は中々訪れない。お湯の中では思うように動けず、たまらない快感だけが延々と続く。
「では、エクササイズはこの辺にして最後のマッサージに移ります。しっかり掴まってください」
 繋がったままバスタブを出て、床に寝かされる。ぐっと腰を深く入れ直され、鋭い快感がアイリの体内を走る。
「あぁんっ……!」
「舌を出して」
「はい……んぁ……」
 二つの舌先が絡み合い、唾液が細い糸を引いた。
 キスを続けながら、榊はゆっくりと腰を使い始める。ヌルヌルと引き抜かれ、焦らすように時間をかけて押し込まれ、最奥に届いたところで下半身を強く押し付けられて、中を掻き回される。
「んはぁっ! あっ、あんっ!」
「どうですかアイリさん、奥に当たっているのが分かりますか?」
「わ……わかりますっ……! 一番奥、に、あっ、当たってっ……あぁんっ……!」
「ここを重点的にマッサージしていきます」
 榊は徐々にスピードを上げ、ペニスが出入りするたびに結合部がヌチャヌチャと音を立てた。
「あっ、あっ! すごいっ……んああっ!」
「いかがですか? 中のマッサージは」
「マッサージ気持ちいいですぅっ……! あぁっ……! 奥気持ちいいぃっ……!」
 亀頭が子宮口をトンットンッと何度も突き上げる度に、そこから脳天に向かって痺れる電流が駆け抜ける。アイリは無意識に榊の首に手を回してしがみ付いた。
「あっ、あひっ、ああんっ……!」 
 甘く甲高い悲鳴が絶え間なく漏れ続け、身体がゾクゾクと震えはじめる。大きな快感の波がまた押し寄せてこようとしている。
「中が収縮してしっかりと締まってきてますね。いい状態ですよ。そろそろ最後の仕上げをしましょう……!」
 榊の腰が強く打ち付けられる。波はもうアイリの目の前に迫っている。
「あっあっあっ、いくッ……もういくッ……!」
「中に出しますよ! アイリさんの一番奥にっ! うっ、出るっっっ……!!」
 榊がピストンにスパートをかけ、アイリは全身を強張らせる。二人の下半身が深々と繋がったその瞬間――
「あぁっ! イクッ! イクイクイクぅぅっ! んああああああっっっ!!」
 榊のペニスが弾けるようにザーメンを放出するのと同時に、アイリは痙攣しながら強烈な絶頂を迎えた。

*****

 アイリは施術台の上で目を覚ました。視界に映るのは見慣れない天井で、シーリングファンがくるくると回っている。ぼんやりする目を何度か瞬かせ、
(そっか、私マッサージを受けに来たんだっけ。それから――)
 ハッとしてとっさに身体を確かめると、きちんと紙のブラとショーツを身に着けている。特に何の異常も見当たらなかった。
「お疲れ様でした」
 後片付けをしていたらしい榊が、微笑みながらアイリの顔を覗き込んでくる。
「あ……私……」
「よくお休みだったので気を付けていたんですが、起こしてしまったようで申し訳ありません」
「い、いえ、全然! そんなことないです」
 いつの間に眠ってしまったのか、アイリは夢を見ていたのだ。とてもふしだらでいやらしい夢を……。
 思い出すだけでも恥ずかしくて頬が熱くなる。どうか寝言など言っていませんように、妙な声を出したりしていませんようにとアイリは願った。
「当店のサービスはいかがでしたか?」
 言われてみれば、心地よい疲労感がありつつもなんとなく身体が軽くなった気がする。
「あ、気持ちよかったです。なんて言うか……すっきりした感じです」
「ありがとうございます。もう起きられますか?」
「はい」
「では、私の手に掴まってください」
 そっと抱き起こされ、施術台から立ち上がった時だった。股間から温かい何かがトロリと溢れ出して太腿を濡らした。その確かな痕跡にアイリは目を見開く。
(えっ……うそ……)
 奇妙な沈黙が室内に流れる。
 硬直しているアイリの肩に手を伸ばし耳元に唇を寄せて、榊は低く囁いた。
「次回のご予約はいかがですか? 来週のこの時間がちょうど空いておりますが」
 淫らな施術がアイリの脳裏に次々とフラッシュバックする。
「施術師が2人でサービスを行うスペシャルコースがおすすめです。必ずご満足いただけると思いますよ……」
 2人に『施術』を受けたら、一体どうなってしまうのだろう……。快楽への期待に震えながら、アイリは無言で小さく頷いた。
「ご予約ありがとうございます。次回のご来店を心よりお待ちしております……」
 アイリはきっと一週間も待てないだろう。そんな予感がした。

(END)


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