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告白
【SM 官能小説】

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告白-3

ええ、女が目を覚ましたら脚を開かせ、股間の繁みの奥を思う存分楽しませていただくつもりです。憎らしいほど煙っている陰毛じゃございませんか。それにこの女の高慢な色欲をしたためたような濃い匂いを孕んでいます。この悩ましい陰毛を彼女が眠っているあいだに一本も残さず綺麗に剃りあげてあげますよ。女が目を覚ましたときの顔を見たいものです。そして青々しい地肌の割れ目の匂いを嗅ぎながら、こう囁いてあげるのです。男の精液の匂いか染みついている割れ目じゃないか、いったい何人の男と、どんなことを楽しんだら、くだらないエロ小説を書けるのかってね。そしてあたしの汚い足先で割れ目をこじ開けてあげますよ、女がとても悦ぶくらいに。でも、おそらくこの女は薄っぺらなセックスなど興味がなく、きっと男に抱かれながらも、も男を惨めにする方法を狡猾に考えておるのでございますよ。だから彼女がセックスをしている最中にどんな嘘の顔をして男に抱かれているのか、想像するのでございます。いや、彼女はきっとまっとうなセックスなどできない、悪く言えば不感症の女ではないと思ってしまうことがあります。不感症だからこそ嘘を平気で小説に書く。彼女はきっとそういう女なのでございます。

あたしはね、こうも思うのでございます。あたしみたいな役立たず忌々しいチンチンをぶらさげているジジイにとっては、こんな女に侮辱され、虐げられ、鞭で打ち叩かれることは、残された唯一の性的な悦びではないのかってね。それはそれで、あたしにとっては残された純粋な快楽とも言えます。なぜならあたしは惨めで、嘲笑されるべき男なのですから。惚れた女にひとかけらの恋の言葉も囁くことのできない、もちろん健全な欲望で女を悦ばせることのできない貧相な臆病者なのです。刑務所から出て鏡に映った自分の裸を眺めたとき、いつのまにかこんなに歳をとってしまった自分に憐れみさえ感じたものでございました。顎の骨格が角張り、のっぺりとした蒼い顔、痩せて卑屈に背中の曲がった小心者の体つき、けっして漲ることのない醜く萎んだ性器。思い起こせば、あたしは若いときからこんな姿をしていたのかもしれません。女に振り向かれることはけっしてなく、振り向かれるどころか女たちの眼中に、あたしは男として見えなかった、ただの虫けら程度の存在だったに違いないと思うのでございます。そんなあたしは、いつも恐る恐る女を見上げ、女に見下げられる屈辱をいつも感じていたのです。でも屈辱はあたしの性欲を自慰的に充たすには必要なものでございました。刑務所を出所したあとのあたしは、夢精だけが性的な欲望を充たす唯一の手段だったわけでございます。女たちの夢を見ること、それはときに、憧れた女があたしの目の前で醜悪な男たちに奪われ、虐げられて苦痛に苦しむ夢か、あるいは裸に剥かれたあたしが磔にされて、密かに心を寄せていた女に嘲笑と罵声を浴びながら鞭を打たれ、チンチンを蝋燭で炙られる夢か、あるいは老いた母親を犯す夢か、いつもどれかの夢でございました。いずれにしてもあたしの屈辱は夢の中の女たちに愛おしい性欲として向けられ、性欲が踏みにじられる快感によって夢精を滴らせていたのでございました。


それにしても恥ずかしい丸裸の姿を晒している《 谷 舞子 》という女のねっとりとした熟れ切った肉づきの裸身は、芳醇とも言える肌を湛え、あたしも久しぶりに女の裸を眼にすると込み上げてくる唾(つば)で咽喉を鳴らし、疼いてくるものでございます。ふくよかな乳房に、淫猥な蕾のような乳首、形のいい双臀の鋭く切れた翳り、それに下腹の肉の実りと陰毛に曇った翳りは年増の女の熟れた色気をぷんぷん匂わせております。あたしはこの女から剥ぎ取った彼女の下着を手にして、つい鼻にあててしまいました。下着は、手触りも柔らかくて鼻に押しあてて匂いを嗅いだだけで、息がつまるほどの疼きが心臓の血管をときめかしまして、あたしはこの女の体液、乳汁、それに蜜液がたっぷり染み込んだブラジャーやショーツから漂ってくる、うっとりさせるような悩ましげな女の甘酸っぱい体温と匂いに酔いしれ、夢中になって下着を唇で擦り、鼻息荒く噎せるように貪ってしまったのでございます。あたしもこの歳になってこんな機会がめぐってくるなんて思いもせず、老いぼれたジジイになっても生身の女の香しい下着に鼻をあてていると、だらりと垂れ下がった自分のチンチンが微かに疼き、不能と言いましても、まだまだ元気なものだと苦笑いをいたしました。


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