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淫蜜の媚薬
【調教 官能小説】

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淫蜜の媚薬-4


4

 巨大な蜘蛛の巣に捕らえられたような居心地の悪さをおぼえつつも、異物を埋め込まれた美桜は知らず知らずのうちにあえぎ声を漏らす。
 こんなはずじゃなかったのに、と何度も首を横に振るのだが、男の頭が浮き沈みすると天狗の鼻も同調して穴をほじくり返し、出し入れの回数が増えるにつれて膣壁がほぐれていく。
「あっ……うん……あ……ん……」
 悔しくて悔しくて、下唇を噛み、そうかと思えば油断した表情で許しを乞う。
「お願い……やめて……」
 女の体は繊細で壊れやすい。雑に扱えば傷付いて赤い血が滲み、花が咲いたような見た目に違わず潤いが足りなくなるとすぐに枯れてしまう。
 だからこそ美桜は戸惑う。見知らぬ男にもてあそばれているのだと頭では理解できても、クチュクチュと熟れた音を立てるその部分が独りでにわななき、だらしなく濡れそぼるのだ。
「アダルトビデオを観ていて思い付いたんだ」
 突然、男が動きを止めて言う。そして天狗の鼻が引き抜かれると、そこから愛液の糸がだらりと伸びて床に滴り落ちる。
「媚薬入りのジュースを飲まされた女が、一週間、地下室の監禁部屋に閉じ込められる。そこで男たちからひどい凌辱行為を受けるうちに、マゾとしての悦びに目覚めていくんだ」
 天狗の目玉がぎょろりと回転して美桜の股間を見下ろしてくる。
「はりつけにされて、汚れた肉棒で子宮まで犯されて、ご褒美として与えられたザーメンを飲む生活。君も女ならわかるだろう?」
 美桜は何とも応えなかったが、天狗の鼻がふたたび膣に挿入されると、先ほどよりも官能的な声を出して不自由な手足を硬直させる。
 このままではいつか絶頂に達してしまうかもしれない。それだけは嫌だ。
「だったら俺にもやれるんじゃないかって思ったんだ。おとなしくて可愛い子を拉致してきて、監禁部屋に閉じ込めて飼ってやろうってね」
「その鼻を抜いて、お願い……」
「ほうら、自分のおまんこを見てみろ、すけべ汁が溢れてるぞ」
 男がどんなビデオを観て今回の淫行に及んだのか、美桜にはまったく興味がない。それなのに性的な興奮は鎮まるどころかめらめらと肌を炙り、灰になるまで快感の炎を絶やさない。
「あ……あ……あ……うん……だめ……」
 天狗の鼻は長くて太くて丈夫で、膣に入れても折れ曲がることがない。ラビアと呼ばれる女性器の唇は卑猥にめくれ上がり、赤やピンクに色を変えながら愛液に濡れて異物でもてあそばれる。
「もうだめ……ああ……だめ……だめ……」
 尋常ではない快感の飛沫を天狗の面に飛び散らせながら、美桜は舌足らずに声を上げ、あっけなく絶頂に達した。
「イったみたいだな」
 びくん、びくん、と痙攣する美桜のことが気に入った様子の男は、首の骨を鳴らしながら威圧的に立ち上がると、使用済みの天狗の面の下顎に手をやってそれをゆっくり外す。
 果たして天狗の下から人間の皮膚があらわれ、薄気味悪い素顔がさらされる。やはり美桜の知らない男だった。短く刈り上げた頭には白髪が混じり、無精髭を生やした顔はいかにも性犯罪をやりそうな目鼻立ちをしている。
「この監禁部屋から逃げ出そうなんて甘い考えは捨てたほうがいい。もっとも、君が女としての役割を果たしたと俺が判断した時には、晴れて自由の身にしてやる」
 男はつべこべ言った後に舌舐めずりをすると、絶頂の余韻から抜け出せない美桜の性器にむしゃぶり付き、これ見よがしに下品な音を立てて割れ目を舐め回す。
「はうんっ……ああんっ……」
 美桜の体に電流がはしる。ただでさえ敏感な部分がさらに感じやすくなっているのがわかる。感度の増したクリトリスは男の口の中で腫れて凝り固まり、尖った舌先で縦すじをなぞられると二度目の絶頂へと導かれていく。
「ああ……だめ……舐めないで……んん……」
 必死に抵抗し、絶頂なんてするもんかと強がっていても、女体を用いての人体実験をするために作られた拷問器具からは逃れられない。
「いや……いやあ……やめ、て……」
 最初の絶頂から二分と経たないうちに美桜はふたたび絶頂し、三度目の絶頂で息んだ後に深く目を閉じた。
 男の舌が離れても、陰部を舐められているような心地は持続している。
 そこに手を伸ばして触りたいのに叶わないもどかしさで、美桜の子宮内はたちまち酒池肉林の妄想で満たされていく。


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