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無人島性活
【ハーレム 官能小説】

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食料-1


ヤシの実で命を取り留めた

次は食料だ
6人分の食料は
さすがに調達出来ない

エイジは
美女たちと距離を取るため
少し離れた木陰に薪を集め
昨日と同じように火を起こした

(行動を共にしていては
生き残れないかもしれない)

美女たちは、唯一の男のエイジを
警戒して近づこうとはしないが
ヤシの実の事もあったので
何をするのかと見ていた

5人もいるので
救助隊が来ても大丈夫だろうと
エイジは再びジャングルへと入る

しばらくして戻ってくると
数本の細い木と
植物のツルを持って帰ってきた

美女たちはもう
エイジを冷ややかな目で
見る者はいなかった

ただ、エイジが何をしようと
しているのか
気にはなっているようだ

エイジは持って帰った
材料を組だし
木陰の下に
簡単な骨組みを作り
落ちているヤシの葉を集め
屋根も作った

焚き火の回りに座っていた
美女たちは驚く
あっと言う間に
小屋を作ってしまったからだ

エイジは残った木の棒を
杖代わりに持って
反対方向へと海辺を歩いていく

美女たちはエイジの行動が
気になって仕方がない

ヤシの実で水分は確保出来たが
食べ物がない
砂浜に座っているだけでも
腹は減る

どんどん離れて行く
エイジが不安である

そして、ついに
エイジの姿は見えなくなる

食料を持って帰ると
期待をし、祈る者もいる





しばらくして
エイジは戻ってくる

何か食べ物を持っているのか
そわそわする美女たち

しかし、その期待とは裏腹に
エイジは竹を一本を
持って帰っただけだった

落胆する者
嘆く者
泣き出す者

聞こえて来る美女たちの声に
エイジは耳を貸さない

2日目の日が暮れると
美女たちの焚き火が
消えてしまった

美女たちは泣き叫ぶ
さすがにエイジは薪と火種を
分けてやり
自分のキャンプに戻る

「薪くらい自分たちで
集めてくれよ!」

ボソッと独り言を言う

美女たちは安心して
静になるが
腹が減って死にそうだと
言わんばかりに
時々、奇声を発する

それでもケイティだけは
エイジの事だけを見続けていた
エイジは竹筒を海水で洗い

ヤシの実を割り
ココナッツジュースを竹筒に入れ
焚き火の中に立て掛けた

ケイティは不思議に思ったが
自分だけ女性グループを離れ
エイジの元へ行く

屋根の下の焚き火の脇に
竹があるのが確認出来る

ケイティは何かを感じ取っていた

彼女はヤシの葉を編み込んでいた
エイジの隣に座り話しかける

もちろん言葉は通じない
ケイティはヤシの葉を手に取り
教えてくれと言うような
仕草をしてエイジを見つめる

エイジは
「え!?手伝ってくれるの?」
と言うと
通じたのか
ケイティは嬉しそうにうなずく

エイジはヤシの葉の
編み込み方を教え
二人で作業を続けた

他の美女たちは
食べ物もないのに
ヤシの葉で遊んでる二人を見て
呆れて眠ってしまった

しばらくすると
網のような籠が出来あがる
焚き火に立て掛けられていた
竹筒は焦げ、真っ黒になっていた

ケイティは食べ物ではないのかと
少し落胆していた

エイジは焚き火から
黒焦げの竹筒を取り出し
ヤシの実の殻を半分に割ると
そこへ竹筒からスープを注いだ

さらに、竹筒を割ると
そこには20cmほどの
小さな魚が茹であがっていた

エイジは
「この先の潮溜まりで
たまたま捕れたんだよ」と
言いながら
ヤシの実の器に
魚の身をほぐし入れると

その一つを手に取り
ケイティに差し出す

二日目の夜にして
初めての食事にありつけた

具はほとんど無い
スープを慌てるように飲む

特に味もないし
火傷するほど熱い

しかし、
ケイティは
何日も食べてなかったかのように
スープを飲み干す

「ハハハ、美味しくはないよ」

エイジは優しく微笑む
この笑顔にケイティは
エイジの優しさに気がつく

言葉は通じないが
エイジはヤシの実の内側も
食べれることを教える

その夜
ケイティは
女性グループには戻らず
エイジの隣で眠るのであった





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