投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

女らしく
【コメディ 恋愛小説】

女らしくの最初へ 女らしく 32 女らしく 34 女らしくの最後へ

女らしく【05】『彼女とお淑やかと変貌』-6

「おい!マコト!」
「あっ…ごめん…」

夢心地からの帰還。

「何でこんなことしてるんだ?」
「…その前に…大和…朝会ってた人誰?」

大和は打って変わって青ざめる。

「見てたのか…」
「ごめん……覗くつもりじゃあなかったんだけど…あの人……大和の彼女?」
「ち、違うって…」

嘘……だって…だって…

「嘘だ…だって腕に抱きついてたもん……」
「…そんなことどうでもいいだろ!今は何でこんなことしてるんだよ!!」

いきなり口調が荒くなった…やっぱり…彼女なんだ…

「どうでもよくない!私にとってはどうでもよくない!!」

つられて私まで声を荒げてしまった。

「何だコレ?…そうか…博士か…」

床に転がる試験管を発見した大和が呟く…

「博士には、私が頼んだの!だから、博士は悪くない!!」

何とか話を聞いてもらおうと思ったのに…

「うるさい!とにかく博士を呼んでくる!」

大和は本気で怒って出て行こうとする…

血の気が引いていくのが分かる…
代わりに冷水が身体を流れているよう…

私…私…大和に…嫌われた……
大和…行かないで…嫌だよ…嫌いにならないで……行かないで…

「大和!行っちゃやだぁ!!!」

シュッ!!スパン!

突然、机の上のハサミが浮かび、大和に向かって一直線に飛ぶ!

「ま、マコト!?」

数cmのところで何とかハサミを躱した。

「いやぁ!」

しかし、次々にシャーペンや定規などが飛び上がる。

「やめろ!落ち着け!」
「いやぁ…」

大和が何か言ってるが、よく分からない…

「大和大丈夫ですの!」「大丈夫デスカ?」

扉の裏から奏と博士の声がする。


女らしくの最初へ 女らしく 32 女らしく 34 女らしくの最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前