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「依頼」解き放たれた妻
【熟女/人妻 官能小説】

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紳士からの依頼-1

男は、大通りに面したビルを左に折れ、わき道を進んだ。
都会の雑踏が嘘の様にこの辺りは、一本わき道に入ると
緑が多く閑静なたたずまいを見せている。
男は、落ち着いた雰囲気でその街に溶け込んでいる。
高級なスーツに身を包み、白さが目立つ髪は、キッチリと櫛が入れられていた。
男の目指すビルは、程なくして見つけ出す事ができた。
広い敷地を高い塀で囲まれた住宅地の入り口に建つ古びた5階建てのビル
古いく重厚な建物なのにその場に相応しくないガラス窓に大きく峰探偵社と
カッティングが施されている。
男はビルのエントランス脇の階段を上って行った。

「所長の峰です」

イメージしていたよりずっと若い男が名刺を差し出した。
「メールでお願いした西です」
安物の応接セットに腰を下ろしながら
「奥さんの件ですよね」
「お宅はどんなことでも引き受けてくれると言う事なので、お願いに上がった。」
「ハイ!予算さえ折り合いがつけば、何でもお引き受けしますよ」
「とりあえず、手付けの50万だ!後は、妻の様子を見てから支払いたい」
「判りました、後は成功報酬としてお気持ちを頂ければ結構です」
「くれぐれも妻に分らない様にやってくれ、私のさしがねと思われては困る」
「しかし本当に奥さんと関係を持って構わないんですか?」峰は念を押す様に言った。
「妻はまだ若い、しかし私はもう用をなさないんだ
しかし若い妻がそれでは可愛そうだ、満足させてやってくれ」

峰は金持ちの発想は理解できない
バケモノみたいな女房でも我慢するか報酬は破格だ

「判りましたお引き受けします」
「ただし身持ちの硬い女だ!なかなか落とすのは苦労する強引なところがないと
関係は結べないぞ」
峰は小さくうなずいた。
依頼主である西は、これから一緒に自宅に行き妻に紹介すると言う。
その後は峰の実力次第と言う事だ。

二人で大通りからタクシーに乗り込む、OLやサラリーマンが各ビルからゾロゾロと出てきており、通りは一段とにぎやかさを増している。
ちょうど昼休みの時間だ。車は渋滞もなく一服を終える頃には目的地に着いていた。
事務所の近所と変わらない閑静な住宅街の一画だ
大型車が二台は余裕で停められそうなガレージ、クリーム色の洋風なモダンな建物
門の横には建物に合わせる様にお洒落なローマ字書体で西と彫られていた。
豪邸が並ぶ一画にあっても十分に目を引くセンスの良い家だと峰は感心した。

「お疲れ様です」
広い玄関先で、物腰の柔らかい30代前半の女性が出迎えてくれる。
派手さはないが、バランスの良い体系・ブランド物の服を嫌味なく着こなしている。
峰は会釈しながら上から下まで女を観察した。

「峰くんだ」
「いらっしゃいませ」
丁寧にお辞儀をすると、峰を応接室に案内した。
事務所の応接セットとは比べ物にならない、重厚で落ち着いたソファに腰を下ろし
峰は出迎えた女はお手伝いか?
上手い話がそんなにあるはずがないし、しかしお手伝いはいい女だなぁ
そんな事を考えていた。

暫くすると女は再び銀食器とカップを持って現れるカップに注がれたコーヒー・
西は穏やかに峰に「妻の紀子だ」紹介した。

「紀子です」と会釈をした。
「峰くんは、我社を担当している取引先のやり手の社員だ
どうしても彼を我社に引き抜きたくて今日は、我が家に招待した」
「そうですかぁ・峰さんの都合も聞かず無理にお誘いしたんじゃありませんか?」
峰に微笑んだ
峰は居心地の悪さを感じて紀子に向けてぎこちなく頭を下げた。
「少しお時間を頂きます・支度をします」と紀子が奥へ行きかけると
峰は「お手伝いします」と立ち上がり後を追った。


レストランの厨房かと思うような広いキッチン・全てが整頓され磨き上げられている
紀子の几帳面さがうかがえる。
峰は手伝いながら、会話から多くの紀子の情報をリサーチした

年齢は30歳・元々育ちは良く西の秘書をしていた
学生時代は本格的にテニスをやり、かなりの腕前だそうだ。
峰と打ち解けた紀子は時折、屈託の無い笑顔を見せ、声を上げて笑った。
最初の落ち着いた印象より、良く笑い笑顔の似合う明るい女性だとわかった。
しかも良く観ると紀子の手足は、細くすら〜と伸び後ろから観ても
均整のとれた体をしている。
胸の膨らみも見た目以上に大きく感じる
峰は西の話を思い出しながら少し紀子を誘ってみた

手伝いをしながらわざと紀子と手が触れる様にしてみた。
反応はない会話もぎこちなくない。
手伝いをしながら意識して紀子の体に触れると
微かに意識していることを感じ取ることができた。
峰は始め指先が当たるか当たらないかの微かな触れ方をしていたが
紀子の反応に少し大胆に触れてみようと思った。
そして会話も少し意識していやらしい方へ向けていった。

「紀子さんもこれだけお綺麗だと、学生時代はかなりもてたんじゃないですか?」
「そんなぁことありませんわ」
「私なんて女性としての魅力がありませんからぁ」
「何を言っているんですか、かなりの美しさじゃないですか!」
峰のオーバーな表情と話方に紀子は嬉しそうに微笑みながら
「お上手ですねぇ峰さんは」
「お世辞ではないですよ!紀子さん!観ているとこうせずにはいられない!」
峰はそう言いながら紀子を後ろから強く抱きしめた。




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