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芽衣の秘密
【複数プレイ 官能小説】

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新しい提案-2

「SМとかもかい?」
友和が意外だな、と言う顔で雅和に言った。
「う〜ん。そこまで本格的なのはないけどね。それなりには、だ。」
「そうか。その辺は同じだな。じゃあ、次は、共同作戦でも組むか?」
「いろいろと買い揃えないといけないかなあ。」
「いや、手近なものでも結構使えそうなものもあるだろう。
 そうやって、意外なもので意外なことをされた方が、千遥も芽衣も感じるよな?」

「まったく、二人ともいやらしいんだから。
 なんだったら、女が男を責めるっているのもあるのよ?」
千遥の目の奥に本気を感じ取った友和は慌てて話題を反らした。

「ところで何の相談だったんだい?」
「秘密よ。」
「そう、秘密。わたしとメイちゃんだけの秘密。」
「どうせ、今度は二人っきりでゆっくり会おうね、なんて話だろ?」
「ああ。ボクもそう思う。
 さっきのレズ、よかったよね。もっと味わいたいよね、みたいな話だな。きっと。」

「ねえ。女同士が楽しそうに話していれば、みんなレズだと思ってるんでしょ?」
「そうよ。男って案外その辺は単純にしか物事考えられないのよね。」
「女同士にだっていろいろな形があるのよ。」
「ねえ、そう言えば、なんで女同士で親しくしてると、
 みんながみんな、お前たちレズだろうって言うのに、
 男同士だとあんまり言わないのってなんで?」
「あ、確かに。ねえ、雅樹と友和も、今度二人っきりでこっそり会ってみたら?」

「そんなのは別に普通さ。男同士、飲みに行くなんて言うのは当たり前だからな。」
「そうじゃなくって。今度は男同士。愛し合ってみたら?って言ってるのよ。」
「オレと雅樹がか?」
「おいおい。やめてくれよ。」
「ね?変でしょ?なんで女同士のレズはありで、
 男同士の……ホモ?ゲイ?は、無しなの?」
「いや。有り無しで言ったら、当然、有りさ。
 そう言う愛の形もあるし、それはそれで否定するものでもない。」

「ああ。確かに、一部の運動部には、現実的に存在したし、な。」
「何、大学時代の話?」
「ああ。現在進行形ていうのも、未だにいるからな。」
「え〜?なに、それ。一緒に暮らしてるとか?」
「いや、それぞれ家庭は持っている。当たり前に女性と結婚して子どももいる。」
「それなのに、未だに進行形なの?」
「ああ。まあ、それぞれに、いろいろ、だ。」

「ねえ。じゃあ、今からでもチャレンジしてみれば?
 女性相手もそろそろマンネリでしょ?新しい発見があるかもよ。」
「今から?ボクが友和と?
 う〜ん。ありえないって言うか……考えたくもない。」
「そうなの?友和はどうなの?」
「論外だ。」
「あら、冷たいんだこと。でも、面白そうだから試してみればいいのに。」
「そうよね。お互いに武器を持ってるんだから、チャンバラでもやってみたら?」

「あのなあ。いいか?
 さっき、千遥とメイちゃんが舐め合ったり抱きあたりしているのを、
 オレたちはずっと見ていた。
 ああ、美しい友情だ、久々の再会をこんなに喜んで。
 なんて思いながら見ていたと思うか?」
「あら、違うの?」
「いや、それも少なからず、あるにはある。
 でも、それよりもなによりも、凝視していた理由は、
 そそられたというか、刺激されたというか、
 挑発されているように感じたというか……。」
「エロチックだったというか、スケベ丸出しだったというか、興奮したというか…。」
「もちろん、ある意味においては美しくもあった。
 見ていて決して気持ちが悪くなるようなものでもないしな。」
「ああ。右に…左に同じだ。」

「チーちゃんと芽衣は、ぼくたち二人がもしも今この場で、
 君たちの目の前で抱き合い、キスをしあい……。」
「例えば、お互いのものを咥え合い始めたら、どんな気持ちになる?」

「お互いのもの?つまりそれって、ペニス?」
「え〜?男同士で、咥え合うの?」
「ちょっと待て。なんだよ、その拒否反応は。女同士がクンニしあうのと同じだろ?」
「だって、それはねえ……。」
「そうよ。女同士は、ねえ。」
「だから、男同士、つまりはオレと雅樹が……。
 いや、なんだったら、オレと悠一でもいい。」
「キャ〜。やめてよ〜。」
「チーちゃん。叫んでないで、ちゃんと言ってごらん。
 どんな気持ちだい?」
「どんな気持ちって……。ねえ、メイちゃん。」
「そうねえ、どんな気持ちっていうか……。想像できないって言うか……。」
「あり得ないって思う反面、見てみないと……。」

「うん。目の前で見てみないと、何とも言えないよね、ね、チーちゃん。」
「うん。そうだ。だったら、ちょっとやって見せてよ。」
「やって見せるって、何を?」
「だから、互いのペニスをしゃぶり合うって言うやつ。」

さすがに雅樹も友和も、そして悠一も口をつぐんだまま動かなかった。
「ほらね。つまりはそういうことなのよ。」
「どういうことかはわからないけど、
 まあ、チーちゃんとメイちゃん二人きりのデートは認めるよ。」
「ああ。ただ、参加はしないまでも、鑑賞は認めてくれるわけにはいかないかい?」
「ダメよ。それじゃ二人っきりじゃなくなっちゃうし……。」
「なくなっちゃうし……?」
「ねえ、チーちゃん。」
「そうよ、ねえ、メイちゃん。」
「なんだよ、まだ二人とも、なんか秘密めいてるぞ。」
「ああ。そんな疑惑に包まれた女二人デートは認められないなあ。」
「だから!あなたたち二人が見てたら、最後はやっぱり4人に戻っちゃうでしょ?」
「っていうか、わたしたちにとっての最後の締めは、
 やっぱり男のペニスなんだと思うわ、ってことよ。」
「あ、そ、そう、なんだ。」


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