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ブービートラップ
【ショタ 官能小説】

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Time To Heal The Wounds-1

7月中旬、父親の異動が決まった。赴任先は、ティフアナである。カリフォルニア州側に住居を用意するという会社が出した条件を受け、家族も8月下旬に父親に同行することになった。

俺としては、前世よりも2年早いアメリカ行きとなったわけだが、全く異存はなかった。

ジェニファーは、勤務していた語学学校を辞めて、先月入居したばかりの多治見のアパートを7月末に引き払い、ジャッキーとともにサンディエゴに戻ることになった。そして、次の仕事が決まるまで、ジャッキーのコンドミニアムの空いている部屋に、しばらく居候する予定だ。

ジャッキーは、現在勤務する高校が夏休みなので、月末にサンディエゴに戻るまで、日本国内をしばらく旅行しようかと考えている。

一方、華恋も、現在勤務している名古屋市内の公立病院を辞め、9月からカリフォルニア州サンディエゴ郡のNational Cityにある海軍看護隊(US Navy Nurse Corps)の訓練課程に入隊することになった。

だが、その前に大事な局面がまだ残っていた。7月18日(土)に、双子の父親で、華恋の母親の元恋人のジェフリー・クリフォードと、その妻ジェーン・クリフォード(双子の母親)の来日が決まった。

双子と俺は、その土曜の午後に小牧空港の国際線到着口で待機していた。クリフォード夫妻が姿を現わすと、双子が駆け寄り両親にハグした。

ジェフリーは、長身のガッシリした体格で眼光鋭く口髭を生やしていた。どこから見てもイカツイ軍人にしか見えなかった。

ジェーンは、夫より3歳下の小学校教師と聞いていたが、さすが双子の母親だけあって、ブロンドの美人で、何よりも非常に若く見えた。(前世でも、一度会ったことがあるはずだが、その時の印象や記憶は、不思議なことに、全く残っていなかった。)肌理の整った白い素肌、特にノースリーブの服からあらわになった彼女の腕の肌には瑞々しい艶と張りがあり、30代の前半でも十分通るくらいで、彼女が双子の姉と紹介されても俺は信じただろう。

ジェニファーが父親に”I want you to meet someone very special to us. (パパ、わたしたちにとって、とっても特別な人に会って欲しいの)”と言った。

ん、ん、まさか、この俺が、このイカツイおっさんに「未来のダーリンです。」と双子たちに紹介されちゃうの?それって、聞いてないし(俺は「ジェニファーの英会話教室の生徒」という設定の筈だった)この状態ではマズくない?と、ドキドキしたが、ジェニファーは遠くの方を見て、手で合図を送った。

すると、華恋が、こちらに向かってゆっくりと歩いてくるのが見えた。俺は、華恋が今日ここに来ているとは想定していなかったため非常に驚いたが、同時に親父の鉄拳制裁の雨が俺に降らなくて、ホッとした。

“This is Miss Karen Jahan, our half-sister and ......your biological daughter. Karen, this is our father.(こちら、謝花華恋さんです。わたしたちの異母妹で、、、パパの生物学上の娘です。華恋、こちらがわたしたちの父です。)”

軍人は、周りを威圧するようなオーラで華恋の前に進み出て、しばし対峙した。そして、次の瞬間、人目も憚らず華恋を抱きしめて号泣し始めた。華恋の目からも、涙が滝のように流れ下った。

“I’ve been looking all over for you all long, Karen. And finally my twins have found you out. Now, give me a chance to make things right. (華恋、これまで、ずっとずっときみを探していたんだよ。そうしたら、私の双子が、きみを見つけてくれた。これから、私に自分の至らなさを正すチャンスを与えてくれ。)”と言って、ジェフリーは声を上げて泣いた。

翌日の日曜に華恋とクリフォード一家は沖縄へ飛んだ。


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