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主婦亜沙美の生活 2nd season
【熟女/人妻 官能小説】

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亀裂-1

”どうかしたの?何かあったの?”
メールで返すと電話で高杉「何でもないんだけどちょっと明日はそっちに行けそうになくて、すみません」

今までも都合で待ち合わせがキャンセルになることはあったのでそんなに気にしなかった
でも高杉から断られるのは初めてだったので少し引っかかるものがあった…

それからも高杉とは定期的にあっていたが、仕事を理由に次の待ち合わせの約束が3週間先や1カ月先になっていった。



友人の礼子から連絡があり、あったのはそんな中だった。

「お久しぶり〜。発表会以来だから何カ月ぶりだろう??」
そう言う私に礼子はいつものように
「そうね〜お久しぶり〜元気にしてた?だって発表会って去年だから10か月ぶりくらいかな?」


礼子と待ち合わせた喫茶店でお互いの近況を話しているとあっという間に時間が過ぎていく

「それで聞きたいことって何??電話で良いのに〜」
そう言う私に言い難そうに礼子は
「うん…気を悪くしないで聞いて欲しいんだけど…変な噂を聞いてね…」

「噂?」

「そう、でもいい噂じゃなくて…亜沙美さんの噂さんだけど…」

「私の??…どんな噂?」

「怒らないでね…亜沙美さんが不倫してるってダンスサークルで話をされてて、聞いちゃったのよ…」

「え?…私が不倫??…」

「うん。そんなことする訳ないのにね。それにもうサークルと関係ない亜沙美さんがどうして噂されるんだろうね」

「そうね…」

礼子が思うような女ではないことに罪悪感を持ちながら、何となく噂の出元が想像できた。

「それってもしかして岡部さんが言ってるんじゃない?」
怪訝そうに聞く私に礼子は
「どうしてわかるの?亜沙美さんって岡部さんとまだ付き合いあるの?」

「そう言う訳じゃないけど何となくね…」

「何となくか。気にすることないけど、あんまりいい話じゃないから一応耳に入れておこうと思ってね。」

「そうなんだね…教えてくれてありがとう」

「ううん。でも変なこと言ってごめんね」

「そんなことないよ。黙ってられる方が嫌だし。それにもしかしたら本当に不倫してるかも知れないし〜あははは」

「やだ〜亜沙美さんったら隅に置けないんだから〜フフフ。でもさ〜あの話知ってる??」

「なになに??」

「橘さんって覚えてる?彼女の義理のおとうさんがさ〜」

「うんうん、どうしたの??」

いつもの井戸端会議になって、会話を楽しんだふりをしつつも私の気持ちは沈んでいた…。


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