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ブービートラップ
【ショタ 官能小説】

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彼女のオフィスで-1

俺は、毎日ハイスクールから帰宅すると、自室で、ひとりで合気道の稽古をした。時任先生から頂いた虎の巻には、基本から上級まで様々な技が、分かりやすく図解されていた。また、先生の演武のビデオは複数アングルから撮影されていたたため、イメージトレーニングには最適だった。

しかし、やがて、合気道は、稽古の相手がいないと上達しないということに俺は気づいた。相手の動きに応じて、臨機応変にこちらも出方を変えなければならないからだ。そこで、武術部の練習を見学させてもらうことにした。俺は、ジャッキーのオフィスに行き、見学の許可を求めた。

“Hi there, Miss Clifford. I’d like to watch how you guys practice martial arts at your club. Can I join you after school? (こんにちは、クリフォード先生。先生の部活でどんな練習するのか見学したい、と思っています。放課後に参加してもいいですか?)”

“Hi, Kou! I’m so glad to see you again. Thank you for dropping by. I’ve been wondering what you’re gonna do with my offer? (こんにちは、コウ。また、きみに会えて、とても嬉しいわ。立ち寄ってくれてありがとう。こないだのわたしのオファー、きみがどうするのか気になってたの。)”、とジャッキーは明るい声で言った。

“But, too bad, we have no practice today, because this is Tuesday. We get together every other day: Monday, Wednesday, and Friday at 4 PM at the auditorium. Can you join us on one of those days?(だけど、今日は火曜日でしょ。だから、残念だけど練習はないの。私達、月水金の隔日スケジュールで午後4時に講堂に集まるの。このうちのどこかで、私達に参加できる?”

“I’ll be there tomorrow at 4.(明日の4時にお伺いします。)”

“You’re most welcome. Come here. (大歓迎よ。こっちに来て。)”

と彼女は言うと、俺の手を引いた。ジャッキーは、その日も、身体にぴっちり密着した黄色のノースリーブワンピースを着てた。裾はとても短くパンツが見えそうだった。爽やかな甘い女の香りが漂い始め、俺は無言でジャッキーを抱きしめた。すると、俺よりも10cmは背の高い彼女は、俺の髪の匂いをスンスンと嗅ぎ始めた。丁度、ジェニファーがよくそうしていたように。ワンピースの肩から、ブラジャーの肩紐が見えた。黒い色の。。。

“I miss your scent. It makes me soothed but at the same time ...sad. Sorry. I should definitely sound weird. (きみは、懐かしい香りがする。きみの匂いを嗅いでいると心が休まるの。でも、同時に切ない気持ちになるわ。ごめんなさい。私きっと変なこと言っているように聞こえるよね。)”

「先生、ぼくもジェニファーがここにいるような気がして、つい。。。ごめんなさい。」と、俺は日本語で言った。

俺の中で、ジャッキーとジェニファーがシンクロしていた。焦った俺は逃げるようにして、彼女のオフィスから立ち去った。


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