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ブービートラップ
【ショタ 官能小説】

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双子の姉妹 Part 2-1

ジャッキーはそれから、彼女の家族についてを話してくれた。

サンディエゴは全米屈指の軍事都市だ。軍関係の施設が町の至るところにある。ジェニファーとジャッキーは、海兵隊の航空士官であった父親と小学校の教師をしていた母親のもとに、この町で生まれた。その後、両親とともに世界各地の米軍基地を転々として少女時代の大半を過ごした。沖縄のCamp Courtney(うるま市)、フィリピンのSubic Bay、イタリアのAviano、山口の岩国、ドイツのRamstein、インド洋のDiego Garcia、そして、再び沖縄のCamp Foster(北谷町)。このうち、一番長くいたのは岩国と沖縄のCamp Fosterであった。岩国では日本の子供たちと一緒にオフ・ベースの小学校に通い、Camp Fosterでも、基地の外の公立中学に通った。だから、日本語に不自由はしないと、彼女は説明した。

俺が「ジェニファーの日本語はたどたどしかった」と言うと、それは中学の時、ジェニファーだけ途中でベース内の学校に転校したからだろう、とジャッキーは言った。双子は、共通点よりもむしろ、相違点が多く、子供の頃はよくケンカした。けれども、不思議なことに、お互いの思いが時に同期し、離れていても、テレパシーのように伝わってくることがあった。ジャッキーはジェニファーが息を引き取る前、心が乱れて失神した、と涙ながらに語った。

俺は、ジェニファーが、俺との性交の最中に経験したオルガスムもジャッキーにシンクロしていたのかと思うと、思わず顔が熱くなり、勃起してしまった。ジェニファーのお腹の中にいた子どもは、俺の子だったのかジャッキーに聞きたかったが、それは思い止まった。

しかし、それにしても、俺はジェニファーのことを知らなさ過ぎたことを、その時になってはじめて痛感した。あれほど彼女のことが好きで、数え切れないほど中出しセックスをしたのに。。。

しばらくして、「ところで、きみ、武術部に入部しない?武術とは言っても実戦系の極真空手で、強くなれる。沖縄仕込みのわたしが教えてあげる。」と彼女は俺に勧めてくれた。

ジャッキーのことをもっとよく知り、彼女と一緒にもっと時間を過ごし、仲良くなりたいと思った俺にとっては、その誘いは願ってもないチャンスであった。だが、その場での即答は避けた。俺の当面の優先課題は、まずこのハイスクールで生き延びることにあった。そして、そのためにはまず、防御術の極致である合気道の技を修めなければならなかった。俺がジャッキーに家族の話しをしてくれたことに感謝すると、彼女は「また、きみに会いたい。いつでも、わたしのオフィスに来てもいい。」と優しい笑顔で言ってくれた。

彼女の笑顔と言葉に、俺の心はキュンと蕩けそうになり、本当に嬉しくなった。


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