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妻を他人に
【熟女/人妻 官能小説】

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お持ち帰りされる人妻 (5)-2

 私は高ぶる気持ちのままにゆきを抱きしめ唇を押し付ける。

「ゆき……!」
「んん……! パパ……?」

 突然襲いかかられてゆきは戸惑ったかもしれないが、構わずパジャマを脱がす。下着姿になった妻の白く滑らかな裸体にむしゃぶりつくと、次第にゆきの息も荒くなってきた。しっとり汗ばんだ肌から、人妻の甘い匂いが立ち上る。

「……Fさんと、デートしたいんだ?」
 こくりと首を縦にふるゆき。
「セックスも……?」
 この問いには答えず、代わりに舌を絡め抱きついてくるゆき。ノーと言わない時点でイエスなのは自明である。それなのにごまかそうとする妻に私もますます興奮する。夫と妻、互いに互いの身体を求めまさぐり合う。

 下半身で脈打つペニスを押し付けると、ゆきが私の股間に身を埋め、フェラチオをしてくれた。股間が生暖かくヌルヌルした感触に包まれる。愛する妻の舌が、陰茎の隅々まで生き物のように這いずり回る、至福の感触。職場でもネットでも、数多の男たちの妄想のおかずとなっている女性が、自分だけに性奉仕してくれているという優越感。

 興奮が最高潮に達した私は、ベッドを出てカーテンを開け放つ。ゆきに窓に手をつかせ、ショーツをずり下ろす。
 美しい人妻が夜景をバックに大きな尻をこちらに突き出している。腿には丸まったショーツをひっかけ、可憐な肛門とグロテスクな女性器を顕にしている。ぱっくり開いた大陰唇の周りには陰毛が生い茂り、愛液に濡れてテラテラ光る。
 清楚な顔をして実は淫乱なゆきの姿を世界中に見せつけたい。

「あぁん、こんなところで……」

 むっちりした下半身をもじもじさせて恥じらう妻。亀頭をあてがい、押し付けて焦らす。先端が隠れるくらい挿入しては、また抜き取る。クリトリスにペニスを擦りつける。

「ぁああああ早く……ねぇもう挿れて」

 股間から、蒸れてすえたような匂いが漂ってきた。私はゆきの尻をがっちりホールドし、どす黒い花びらの中心を後ろから刺し貫いた――。

  *

 夫のペニスが、ゆきの身体に侵入し、出たり入ったりを繰り返している。

 窓ガラスに映る自分は、後ろから腰を掴まれ、尻を突き出す格好で男性器を挿入されている。恥ずかしくてあまり直視はできないが、眉間に皺を寄せ髪を振り乱して喘ぐ様は、我ながら美しくいやらしい姿だと思う。
 最近ではペニスを打ち付けられるたびに乳房がたぷんたぷんと大きく揺れるようになった。それを見て相手の男が喜び興奮しているのを見ると、ゆきの中にも羞恥心という名の興奮が広がっていく。

「ぁああ! ゆき……!」
「ぁあパパぁ! ぁああ! 気持ちいい、そこ、もっと……!」

 Fとの最初の浮気を、ゆきは後悔していた。

 夫を愛する気持ちに変わりはなく、Fとも食事だけのつもりだった。もちろん人妻としてはその時点でアウトだが、それでもまずは夫に相談すれば――彼ら夫婦に限っては――問題なかったはずである。
 ところが、元恋人との突然の再会で心が浮ついていたゆきは、気がつけば手を重ね指を絡め、見つめ合い、キスしていた。公共の場で乳房を揉まれ、手淫でオーガズムに導かれるころには正常な判断能力を喪失し、ホテルで最後の一線を越えてしまったのだ。

 帰宅後、夫とのセックスでほとんど気持ちよくなれなかったのもショックだった。ひょっとしてもう一生この人とはこうなのかと絶望しながら、必死に感じているふりをした。幸いにして翌日の行為ではいくぶん快感を得られ、日を追うごとに演技の必要はなくなっていった。あの晩はやはり、精神的にも肉体的にも夫に抱かれる状態ではなかったのだ。


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