投稿小説が全て無料で読める書けるPiPi's World

義母
【熟女/人妻 官能小説】

義母の最初へ 義母 13 義母 15 義母の最後へ

決断-1

 静枝に見立てたホールは滑らかに矢野の肉棒を受け入れた、熟れた肉体は脳裏に映し出され快感がゾクゾク伝わってきていた。

(花村さん、気持ちいいです・・・)
妄想は限りなく膨らみホールを握る手の速さを加減しながら今にも逝きそうな気分を堪能したのである。
 しかしその気持ち良さに耐えきれずホールに放出するのだった。
 
クラブの例会は週2回である、矢野は翌日のクラブで静枝と顔を合わせるのは複雑な思いであった。
「おはようございます、昨日はありがとうございました」
昨夜妄想に耽った静枝が笑顔で挨拶してきた。
「ああ、おはよう・・・、私もうっかりしていました」
「当日はよろしくお願いします、やはり申し訳ありませんのでここまで来ます」
「私はいいんだよ・・・・じゃあここに迎えに来ますのでよろしく」
矢野は少し残念そうに言った。

試合当日待ち合わせより早めに静枝は来ていた。
化粧映えする顔と脚のラインがくっきりでるパンツ姿で矢野の車を待った。
暫くすると矢野は車をカルチャーセンターの駐車場に付けた。
車から降りた矢野は助手席のドアを開けて静枝を迎えた。
「ありがとうございます」
「いいえ、こちらこそ無理言って参加頂いまして」
二人は挨拶を交わすと車で30分ほどの隣町の会場へと向かった。
車中、矢野は静枝へ言葉を選びながら聞いてきた。
「失礼ですが花村さん先日おひとりとおっしゃいましたが死別ですか」
「はい、もう十年も前の事です、娘が同居を勧めるのでこちらへ来ましたけど・・やはり何かと大変ですね」
「そうですか、実はご存じかもしれませんが私も独りなんです、子供はいますけど寄り付きませんし」
静枝は矢野の事は聞いていたのでそれ以上は聞こうとも思わなかった。
しかし矢野は妻の事をありのままに話してきた。
「大変でしたね、生きているといろんな事ありますからお気になさらないで、人の噂も何んとかといいますから」
「でも私も妻に対して申し訳ないと思っています、私ももう少し妻に関心を寄せていればと後悔してるんです」
矢野は率直に気持ちを静枝に話すのだった。
 
試合は地区大会としては最近の卓球ブームもありいつもより参加者は多かった。
静枝は新人の部で三位に入り表彰を受けた。
「花村さんおめでとう・・感激しました」
「いいえ矢野さんのおかげです、本当にありがとうございました」
二人は手を取り合って喜んでいた。

 大会は午後二時にはすべて終了した。
「花村さんお時間ありますか」
「ええ」
「少しお茶でもいかがですか、いいお店紹介します」
「そうなんですか、それじゃあ遠慮なくお供します」
車に乗ると試合の話に花が咲いた。
サーブレシーブで苦労した事や、準決勝での惜敗の分析など店まであっという間であった。
 郊外の店であったが森に囲まれた雰囲気のある店だった。
店内は数人いたが一番奥のテーブルに着いた。
「なんでもご注文下さい、私はこれにします」
ウエートレスが来ると同じものをと静枝は言った。
「矢野さん、おひとりですと食べることなどもご自分で・・」
「まあ適当です、コンビニ弁当なんかよく食べます」
「大変ですね・・」
「娘さん夫婦は共働きですか」
「そうなんです、私が家の事はほとんどですけど二人に気を使って・・できれば安い部屋でも借りたいと思っています」
静枝のその言葉に矢野も少し感じるものがあった。

「安い部屋でしたら紹介できますよ」
「ホントですか、この辺でしたら高いんじゃないですか」
「実は私の従姉が一人近くで住んでいるんです、叔父の隠居部屋でしてねトイレも風呂もありますよ」
「矢野さんの親戚の方なんですね、でもお高いんでしょ」
「あなたがよろしければ従姉ももう80になりますし時々見てあげて下されば家賃なんかくれとは言いません、私が親戚と言うことで日頃世話をしてるんですよ」
「いいんでしょうか、家賃は少しならお支払いします。」
矢野はダメ元のつもりで言ったので驚いた。
「帰りにのぞきますか」
「いいんですか・・・」
静枝も樹との事もあり考えていたことでもあった。

「今4時です、1時間もあれば帰宅には十分です」
矢野は静枝を乗せるとその家に向かうのであった。

 やはり矢野が言うように多少古いが立派な家である、矢野は勝手を知ってる様子で玄関のベルも鳴らさないで入っていった。
 矢野と女性の声が聞こえて暫くして静枝を呼ぶ声がした。
玄関を入ると老婆の姿があった。
「花村さん案内しますから付いてきてください」
廊下から離れに通じる通路を渡るとすぐである。戸を開けると十分な部屋やトイレ、浴室まで備わっていた。
「どうです・・おひとり十分暮せますよ」
「三品さんはどういってらっしゃるのですか」
「よかったら使ってくれと言ってますよ、少し耳が遠いものですから大きな声で話さないと伝わりませんが、家賃は何かとお世話になるからいいと言っています」
「それでいいのですか・・・是非考えさせてください」
「私もあなたに住んでいただければ嬉しいです」
矢野は満足した様子だった。

 その晩、静江は夕食を済ませると娘夫婦にその話を切り出すのだった。
「実は母さんこの家を出たいと思うのだけど、さんざん世話になって勝手なことは承知だけど・・・。
「どうかしたの母さん、せっかく一緒に暮らしたのに」
樹は無言だった。
「いずれあなたたちも子供も出来るわ、子供部屋だっているし‥母さんのわがまま聞いて」
「どこへ行くの・・」
「カルチャーで知り合った方の紹介で、この街だしいつだって来れるから安心して」
静枝はたとえ反対があっても心の中では決めていた。
薫も樹との件が母をそうさせたのだと半ば理解していた。

こうして静枝は新たな一歩を踏み出すのだった。





義母の最初へ 義母 13 義母 15 義母の最後へ

名前変換フォーム

変換前の名前変換後の名前