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禁じられた恋と性
【女性向け 官能小説】

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禁じられた恋と性(8)-1

娘のことが心配で私のところを訪れたその母親を、私は愛人にしようとしている。
そのとき、彼女の娘のトモミのことは私の脳裏にはなかった。
久しぶりに見た成熟した女性の身体、それは見事だった。
しばらく若い弾けるようで健康的な肉体のトモミを
ずっと愛していただけにそれは強烈だった。

淡い光の中で裸になった江梨子は、
ベッドで背中を向けて横たわっていた。
私は、背中からもしっとりとした大人の女性の色香を感じていた。
まるでビーナスのように、すらりとした背筋とその背中がみえる。
しかも、肉付きも良くふっくらとした尻は女らしい。
たしか私はどこかでこのような美しい絵画を見たような気がした。

私はベットに入り込む前に、自分の股間を見つめた。
(凄い、勃起している、凄すぎる!)
トモミの時だってこのように勃起した記憶がない。
ペニスがピクピクしながら天を向き、反り返っているのだ。
私は、たしかに今までに無いような興奮を覚えていた。

艶やか黒髪が彼女の背中で墨絵のように息づいている。
心なしか、彼女の息が荒くなっているのを感じた。
すると彼女の背中が波打っているからである。
それが苦しんでいるように感じた。
(はぁ、はぁ)という息まで伝わってくるようだった。

私は驚いて江梨子が横たわっているベッドの中に潜り込んでいった。
彼女の白い背中に触れながら言った。
「ど、どうしましたか、江梨子さん。ご気分でも?」
「い、いえ……こういうのは久しぶりですからドキドキしてしまいました」
「それならよかった、心配しましたよ。本当に……」
「ほんとうは、怖いのです。怖いのです」

私に背中を見せながら、まだ身体は震えていた。
「大丈夫ですよ、安心して下さい」
「あぁ、ありがとうございます、優しいのですね、ご主人様 は」
そう言って振り向き、私に顔を向けた江梨子を見て私はどきりとした。

淡い光の中に浮かぶ江梨子の顔がトモミにそっくりなのだ。
(そうか、彼女はトモミの母親だった)
改めて私はずっと彼女の顔を見つめていた。
私は少しトモミに申し訳ないような気がした。

(私は十七歳という未成年の少女を好きなように弄んでいる。
それを確かめようとした母親までも、セックスの対象としているのだ)
「どうしたのですか、そんなに私を見つめて……はやく、抱いて下さい」



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