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株式会社SMRS
【レイプ 官能小説】

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【中編】講習と実技試験-5

「……ぃ」
「ん? どうした?」
「……ぅ」

警察を呼ぶ前に伝えたいことでもあるのだろうか。マリンカは何かを小声でつぶやいていた。もっと良く聞き取ろうと、俺はマリンカの口元に耳を近づける。すると彼女の右手が動き、俺の右手首をそっと握った。

「えっ?」

疑問に思った瞬間、俺の視界にトイレの壁があった。どうやら一瞬のうちに体を反転させられ、マリンカに背中を向けることになったようだが、どうやってそうなったのかは全く分からなかった。

「?……??」

俺の右腕は背中に回っていた。関節がありえない方向に捻じ曲げられそうになっていて、全く動かすことができない。腕だけではなかった。俺の首にはマリンカの左腕が巻き付いている。俺は、便座に座ったマリンカに背中を預けた姿勢のまま、左腕以外の全身が微動だにできない状態となっていた。
そしてマリンカは、両手の力を強めた。首は絞まり、右腕は折れそうになる。筋肉を一切感じさせない体つきにも関わらず、とんでもない力だった。

「ぐあっ!」

俺は唯一動かせる左手でマリンカの腕を2回叩き、降参の意志表示をした。少し力が緩められたものの、相変わらず身動きはできなかった。

「た、助けてくれ……」
「静かにしてくださぁい」
「…………」
「よくもやってくれましたね、貫太さん? 私、処女だったのに……結婚まで純潔でいたかったのに……貫太さんのせいで身も心もボロボロじゃないですかぁ」
「お、お前が結婚って……? ぐおっ!!」

首を絞める力が強まり、俺は気が遠くなりかけた。

「このまま絞め殺されたいですかぁ? もし死んじゃっても正当防衛ですよぉ」

実際のところ、完全にレイプが終わった後で加害者を殺したとき、正当防衛が成立するのか俺には分からなかった。だが、そんな理屈はマリンカに通用しないだろう。何とかしなければ、懲役どころか俺の命は無い。
必死に口を動かす。

「ま、待ってくれ……」
「私の言うこと、何でも聞いてくれます?」
「き、聞く……聞くから……」
「じゃあ最初の約束通り、レイプのお仕事してくれますね?」
「わ、分かった……する……」
「ふふっ。それでいいんです。やっぱり私の見込んだ通り、貫太さんにはレイパーの才能があるんです。最初に私がそれを味わうのはちょっと予想外でしたけど……とにかく、貫太さんは私の言う通りにレイプだけしてれば大丈夫ですから」
「…………」

もはやどこから突っ込めばいいか分からないマリンカの台詞だったが、俺には何かを言うだけの余力はなかった。辛うじて首を縦に振って肯定の意志を見せると、マリンカはようやく手を離してくれた。

「ああ……」

どうやら肩の靭帯を痛めたらしく、右腕は動かなくなっていた。左手を横の壁に付けて体を支え、ようやく立ち上がる。そしてマリンカの方に向き直ると、背中を壁に預けた。

「はあっ、はあっ……」

荒い息を吐く。全身に汗がにじんでいた。
マリンカは便座から立ち上がると、右手を差し出して来た。

「はいっ。契約成立です。末永くよろしくお願いしますね」
「わ、分かったから、手は勘弁してくれ……」

俺は左手で右肩をかばって見せ、握手が不可能であることを表現した。マリンカは少し不服そうな顔をしたものの、あっさり右手を下ろす。

「……しょうがないですねぇ。じゃあ、これから私の家に行って打ち合わせしますよ?」
「あ、ああ……でも……」
「何ですかぁ?」
「お前さ……そんなに強いんだったら、レイプされる前に俺をやっつけ……」
「はい!?」

物凄い眼力でにらみ付けられ、俺は失禁しそうになった。慌てて疑問を取り下げる。

「ご、ごめん。何でも無い……」
「それならいいです」

そして、俺達は連れだってトイレを出た。とりあえず手だけは洗うと元の席に戻って伝票を取り、会計を済ませる。店のマスターらしいおじさんはレジを打ちながらしきりにニヤニヤしていて、「またの御利用を……」と言いながらやたら大量のサービス券をくれた。もしかして、気付いていながら黙って見過ごしていたのだろうか。レイプでなく合意の上だと勘違いしたのかも知れないが、それにしても物分かりが良過ぎるだろう。

「こっちですよぉ」

店を出て歩き出すと、何故かマリンカは俺と手を繋いで来た。傍から見たら恋人同士のように見えて羨ましく思われるのかも知れないが、俺にとっては見えない手錠で拘束されたようにしか感じられなかった。


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