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変態の罠に嵌った人妻
【熟女/人妻 官能小説】

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目覚め・・・美雪視点-1

 棒田に騙され、一夜の過ちを犯してしまった私は、主人と良平への償いも込め、棒田から教えて貰った家を出る決心をしました。主人の入院先の病院から家に戻り、私は部屋で荷物を纏めましたが、ノーパンノーブラだった事を思い出し、最後にシャワーだけでも浴びようと浴室に行きました。幸い、この家の持ち主の方は留守にしていましたし、玄関の内側から鍵も掛けた私は、安心してシャワーを浴びて居ました。その時、何処かのドアが開く音が聞こえた気がしました。

(エッ!?鍵は掛けた筈なのに?)

 私は眉根を顰め、浴室のドアを少し開いて顔を出し、室内の様子を窺いました。そんなに広い家では無いので、私は耳を澄ませましたが、台所、居間、そして二階、何処からも物音は聞こえませんでした。ですが、浴室と脱衣所の奥から物音が聞こえてきました。

(エッ!?この奥の部屋は、確か開けちゃいけないって言われてた・・・)

 その部屋は、最初に棒田から、奥の部屋だけは開けないようにと言われた部屋でした。私は、この家が古い事もあり、思わず幽霊じゃないかと思うとゾっとし、

(ま、まさか!?)

 私はバスタオルを手に持つと、素早く身体に巻いて、浴室から恐る恐る出ると、奥の部屋へと続くドアを凝視しました。私の心臓の行動が速くなり、私は思わず生唾を飲み込んだ時でした。突然ドアが開き、私は思わず悲鳴を上げてしまいました。

「キャァァァ!」

「フフフフ、そんなに騒がなくても良いじゃないですかぁ?それより奥さん、酷いなぁ。私を置いて先に帰る何て・・・フフフフ」

 そう言って奥の部屋から現れたのは、私が想像しなかった棒田でした。私は、幽霊じゃなくてホッとしながらも、内側からも鍵を掛けた筈なのに、どうして家の中に棒田が居るのか、全く理解出来ませんでした。

「あ、あなたは!?ど、どうして家の中に?鍵は内側から掛かっていた筈よ?」

「クククク、簡単な事ですよ。この奥の部屋から入って来ただけの事です。この部屋は裏庭に繋がってましてねぇ、裏口から出入り出来るんですよ」

 私は棒田の話を聞き、呆然としました。そんな仕組みになっているなど、聞いて居ませんでした。

「そ、そんなぁぁ!?大体、どうしてあなたが・・・この家の鍵を持って居るのよ?」

「それも簡単な事ですよ、だってこの家・・・元々私の家ですから」

「エェェェ!?」

 棒田の話に、私はさらに驚き、思わず声を出してしまいました。棒田は、そんな私の反応を見てニヤリとしながら、

「フフフ、私の実家は、元々こちらでしてね。一人で住むには広すぎるので、私は経営して居るアパートの方に住んで、こっちはあの爺さんに管理させて居た・・・って訳です」

 棒田の話を聞き、私は呆然としました。棒田は、最初から私を騙して居たんだと、この時になってようやく理解しました。そんな動揺する私を見て、棒田は薄ら笑いを浮かべながら近付き、私は思わず後退りしました。


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