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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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背信行為-6

杏奈に連れられてラウンジで休む彩香。レイプ未遂のショックを心配する杏奈であったが、少し元気はないが思ったよりもしっかりとしている様子であった。
「本当に大丈夫?」
「はい。もう少しで大変な事になる所でしたが、運良く助けていただいたので。ありがとうございます。」
「危なかったわね。吉川君が予定を早めてこっちに来てくれたから大事には至らなかったけど…」
「はい。軽率でした。上原さんから散々注意されてたのに。怒られちゃいます…」
そっちの事を気にしているようだ。紅茶を口にする気力もあるようだし過剰な心配はいらないなと杏奈は思った。

そこへ吉川がやって来た。
「大丈夫ですか??」
振り向いた彩香は頭を深々と下げる。
「本当にありがとうございました。ご迷惑おかけして申し訳ありませんでした。」
「気にしないで下さい。でも大事に至らなくて良かった。」
吉川はそう言って椅子に座る。
「普段から沼田に怪しい行動は?」
「なかったと思います。それに話した事もありませんでした。」
「そうですか。しかし誰でも入れる状態になってた事は、恐らく今日何かしら悪事を働くつもりだったのか、それともあなたを罠にハメるつもりだったか…」
「それはないと思います。私が保管庫に行ったのは思いつきで突発的だったので、何かしようとしていた所に私が来てしまい、仕方なくあんな事をしたのだと見た方が正しいかと。」
「なるほど。」
「ただ余計な真似をとか目障りだとか言ってたんで、私が上原さんの指示を受けて動いていた事は知ってたんじゃかいかと。」
「そうですか…」
あんな事があった直後なのに冷静にいられる彩香に少し驚きを感じる。しかし麻薬絡みの捜査につきものの大きな危険を心配する吉川。
「しばらくこの件の捜査は控えた方がいい。」
そう言うと彩香は初めて動揺を見せた。
「大丈夫です!今後は身を引き締めて捜査に当たるので捜査は続けます。」
あまりの真剣さに吉川は押される。
「そ、そう…」
責任感なのか、それとも何か背負っているものがあるのかは分からないが、そこは深追いしなかった。
「まぁ精神的には強そうだから大丈夫だとは思うけど、今回みたいに…」
「レイプされたら…ですよね。分かってます。でも私、今までレイプを甘く見てました。さっきもしレイプされていたら警察を辞めていたかも知れないし、自殺してたかも知れません。されたものは仕方ない…、そう簡単に割り切れるものではないと実感しました。十分に気をつけて捜査に当たります。」
「あ、ああ。」
吉川が心配するほどに積極的な性格だった。こいつ、デカくなるな…、吉川はそう思った。


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