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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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自覚と責任-1

翌日、マギーの要望で、各捜査のリーダー10人が集められた。マギーが会議を開きたいと言って来た瞬間、若菜にはマギーの変化がすぐに分かった。ようやくやる気を出したかな??そう思い嬉しくなり、すぐに会議の予定をリーダーに通達したのであった。

以前、マギーの刑事としての勘は本物だ、自信を持てと言われた事がある。捜査資料を読み返して、マギーなりに今後の捜査方法を考えた。自信を持ってそれを知らせるつもりだ。朝の9時にリーダーが招集された。

「おはようございます。朝から集まっていただきありがとうございます。今日はこれまでの捜査を振り返り、今後の捜査方針を示したいと思います。」
マギーがそう挨拶した。しかしその時、マタイのベテラン刑事、佐野俊朗がマギーに向かって不満を口にした。
「何で俺がネーチャンの呼びかけに朝から集んなきゃなんねーんだよ?ネーチャンは総監のお気に入りだから渋々来たけどよー、総監の影がなきゃお前なんかの指示には従いたくねーんだけどなっ!」
いかつい佐野の苛立つ声には迫力がある。しかしマギーには分かっていた。この会議に参加しているリーダーの全てが少なからずそう思っている事を。覚悟はしていた事であった。そこに組対の笠田寛信が続く。
「だいたい何でいきなりしゃしゃり出て来るんだよ?今まで総監の後ろでチョコチョコ動いてただけだろうが?それによー、知ってんだぜ?東京から来た彼氏といつもイチャイチャしてんのをよー。そんなんで捜査リーダーヅラされてもなぁ?」
佐野と笠田は他の刑事とは違い、普段から暴力団を相手にしているせいか怖い者知らずだ。他の刑事が若菜の目を気にして慎む言葉も、佐野と笠田は歯に衣着せずにどんどん意見してくるのであった。

「…確かに私には自覚が足りませんでした。それはお詫びします。」
そう言って頭を下げた。若菜は険しい表情を浮かべ腕組みをして様子を静視していた。
「なぁ、何をもって俺たちにお前の指示に従う覚悟を与えてくれるんだよ?出来ればお前みたいなネーチャンの指示には従いたくはないんだけど?」
他のリーダーは口を挟む事が出来なかった。やはりこの2人は迫力が違う。佐野や笠田が言う事に同意を求められたならきっと右向け右をしてしまうであろう。みんなが佐野や笠田と若菜の顔色を交互に伺っていた。

そんな中、マギーは動揺するどころか違う事を考えていた。
(この2人を納得させてしまえば一気に場はまとまりそうね。)
そう考えていた。以前の自分ならスミマセンと謝りまた若菜の影に隠れてしまうとこだっただろう。しかし今のマギーは違う。こんな経験は若菜は数多く体験して来た事だろう。それに打ち勝って来たからこそ警視総監の立場があるんだと思う。きっとこの状況を自分のモノにする方法はあるはずだ、若菜だったらどう切り抜けるのだろう…、マギーはそれだけを考えていた。


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