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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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刑事の妻-3

「本当なら、今の穏やかな毎日が続けばいいなぁって思ってます。せっかく上原さんの計らいで署長と言う任務を受け、麻薬捜査と言う危険な任務から離していただいたのに申し訳ないのは分かってます。でも啓吾君は、やっぱり刑事なんです。現場を駆けずり回って捜査するのが生きがいなんです。私の前では今の職務に満足しているような事を言ってますが、心の中では前みたいに仲間と同じ敵に立ち向かいたいんです。そりゃあ嬉しいです。毎晩家に帰って来て顔を合わせて、子供をお風呂に入れる啓吾君を見て、結婚して本当によかったって実感してます。でも私は啓吾君の生きがいを奪ってしまうのはどうなのかなって思ってました。彼は根っからの刑事です。そして私はそんな啓吾君が好きで結婚しました。彼が刑事としていつかまた危険な捜査につく事も納得して結婚したんです。私は刑事の妻です。どんな任務に就こうとも、もし犯人に銃口を向けられたとしても、私は啓吾君の無事を祈り、そして願い、そして待つ。私は刑事の妻として彼を支える覚悟は出来てます。だからもし啓吾君の力が必要な時は迷わず声をかけてあげて下さい。宜しくお願いします。」
さとみは凛とした表情で、力強い瞳で若菜を見つめた後、深々と頭を下げた。

若菜はひとみの強さに感服した。さとみは弱いから警察を辞めたのではない事を思い知った。警察を続ける事よりも、もしかしたら刑事の妻の方が強くなければ務まらないかもしれない。それは母を思い出せば良く分かる事だ。若菜にとっては衝撃的な言葉であった。

「さとみちゃん、強くなったわね…。感動しちゃった。」
若菜がそう言うと、すぐさま答える。
「警察官のプライド…、女性警察官のプライドはずっとここにありますから。」
そう言って自分の胸を叩いた。
「ありがとう。正直な所、今、捜査に行き詰まってる所なの。もし許されるならば、麻薬捜査のスペシャリストの吉川君の力を借りたいところ…なの。」
その言葉にさとみはニコッと笑う。
「喜びますよ、啓吾君。きっと毎日上原さんからの電話を待ってる事だと思います。あ、でも私がここに来たのは内緒で…。」
「うん、約束する。今回の事件が終わるまで吉川君を私に預けて?」
「勿論です。」
若菜は思わずさとみを抱きしめた。

「じゃあ久々にみんなに会って来ますね?」
「うん。みんな喜ぶわよ?」
「だといいです♪」
愛しい我が子を抱いて総監室を出て行くさとみ。ドアを閉めるとさとみはボソッと言った。
「さて、あと一つ大事な任務をこなさなくちゃね…。」
と。

さとみが県警本部に来たのにはあと一つ理由があったのであった。


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