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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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刑事の妻-2

そんな会話をし場が和むと、若菜は背筋を正して、しかし表情は極めて穏やかな笑みを浮かべてさとみに言った。
「大丈夫よ?今回の件に吉川君は呼ばないから。」
若菜は何となくさとみが来訪した理由に気づいていた。さとみを安心させる為にそう言った。

今回も麻薬絡みの犯罪である。杏奈を始め、過去に違法薬物捜査に携わった人材の協力は必要だと思っている。サーガ事件の時に活躍した吉川の力は大きい。普通ならば真っ先に吉川にお願いしたい所ではあった。だが吉川は捜査の為に違法薬物を摂取し、未だに後遺症を抱えている。そして何より今さとみが抱っこしている新しい命がある。今は吉川を関わらせるべきではないと判断した若菜は吉川への捜査協力をしなかった。しかしそれを本当は望んでいる事を察したさとみが、吉川を捜査に呼ばぬようお願いしに来たのだと思っていた。さとみは、さすが、と思いながら神妙な顔つきで言う。

「田口がいなくなり、いなぎ市から違法薬物は殆ど消えました。啓吾君も署長としていなぎ署再生に尽力し忙しい毎日を送って来ました。私も刑事をしていた頃よりも安心して彼の帰りを待つことが出来てます。休日には3人でお買い物したり食事したりお散歩したり、犯罪が減って行く平和ないなぎ市で穏やかな生活が出来てます。これも啓吾君の事を考えいなぎ署の署長としていなぎ署の再生の任務を与えてくれた上原さんのおかげだと思ってます。」
そう言って一呼吸おく。

「啓吾君は大悟さんとかとずっと連絡を取り合っていて、上原さんの様子とか色んな捜査状況などだいたい把握してます。これは口止めされてますが、先日の華英ちゃんの件も耳に入ってます。何故未だに特命捜査対策室時代の仲間の近況を気にするのか…、それは啓吾君は刑事だと言う事です。それは署長としての仕事もやり甲斐はあるでしょう。でも分かるんです。啓吾君が捜査に加わりがっている事が。啓吾君はやっぱり刑事なんです。でも私とこの子の安全や穏やかな暮らしを考えると、それを口にする事が出来ないんです。きっと啓吾君はその事で悩んでます。だから今日、私が上原さんに言いに来たんです。啓吾君を捜査に加えて欲しい、と。」

「えっ…!?」
若菜は耳を疑った。てっきり捜査には呼ばないでと言う話だと思ったし、穏便な生活を脅かすつもりなど全くなかったからだ。だが逆に捜査に加えて欲しいと言って来たさとみに若菜はすぐに言葉が出なかった。


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