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最後の、最高の学園祭
【学園物 官能小説】

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ジュンコ 処女喪失?-1

「さてと、ジュンコ、どうする?」
「どうするって?」
「いや、風呂入ってすっきりしたし……。腹ごしらえも終わったし。
 そろそろいいんじゃないかって思ってさ。」
「…………。」
「どうした?いざとなるとやっぱり怖いか?」
「…………。」
「いいんだぞ、無理しなくても。」
「そんなわけにいかないじゃん。」
「なんで?」
「みんなの前で、あんな大きな声で告白しておきながら、わたしに何もしないつもり?」
「何もしないって?なんだよ、それ。」
「だって、さっきはキスしかしてないし。健との時間だってあと4時間で終わりだよ。」
「4時間もありゃあ、十分だろが。」
「だって、わたし、高3まで何もないんだよ?」
「だから何だよ。」
「健。初めては何歳よ?」
「初めて?初体験か?え〜と、確か……。中2か中3か、高1か……。」
「なにさ、それ。」
「いや、よく覚えていねえんだよ。」
「じゃあ、何人?何回?」
「は〜?人数はともかく、回数なんか覚えてるわけないじゃん。」
「ざっとでいいから計算してよ。」
「え〜?マジかよ。え〜と、人数が……だろ……で、多いときは週に2、3回か?
 え〜と。空いた時は2か月くらい、かなあ。で、1回だけの奴が……だろ。
 で、あいつとは……だなあ。あ、あいつは……だな。うん。だとすると……。
 う〜ん。」
「何人?何回?」
「2桁で3桁。」
「なにそれ?」
「10人から15人くらいで、平均すれば10から20回、多くても30回とか、かな、と。」
「とすると……200回はやってるってことでしょ?」
「少なすぎるか?」
「うん。もっと多いと思った。」
「そっか。じゃあ、まだまだだな、オレ。」
「4時間で200回!頼むわね。」
「ジュンコ、お前、何言ってんだよ。そんなの無理に決まってるだろ。」
「だって、健と付き合うんだったら、セックスの経験も同じようにしておきたいもの。」
「ジュンコ。お前、よく考えてみろよ。4時間は240分だぞ。
 240分で200回?一回1分ちょっとで連続200回なんてできるわけないじゃないか。」
「そういうもんなの?早くいっちゃう人は二擦り半、とか言うじゃん。
 だったら、500回擦るだけでしょ?」
「500回擦るのはできるかもしれないけれど、200回もいくのが無理だって。」
「だって、健がいくんじゃなくってわたしがいきたいってことだよ。」
「女はもっと無理だって。」
「え〜?自分ですれば、連続で5回や10回は簡単にいくよ〜?
 あとは健が入れてくれて、中に出してくれればいいだけじゃん。」
「お前、オレのを入れたままオナニーして、200回いくって言ってるの?」
「だめかな。」
「ダメっていうより、数で追いついたって仕方ないだろう?」
「健とおんなじでいたいんだもん。」
「じゃあ、仮にその方法でジュンコが200回いったとするだろ?」
「うん。」
「オレは何回、いけばいいんだ?」
「そりゃあ、できれば同じ数だけいってくれなきゃ。
 じゃないとただのオナニーになっちゃうでしょ?」
「男には限界があるんだよ。」
「あ、空砲ってやつ?」
「まあ、そんなもんだな。」
「でも、気持ちはいいんでしょ?」
「それだって、4時間で200回なんて、無理に決まってるだろ!」
「じゃあ、何回なら出せるのさ。」
「4時間?いいとこ、4、5回、じゃねえの?」
「そんなもんなの?AV男優になれないわよ。」
「なるつもりもねえよ。」
「そっか。じゃあ、10回……う〜ん。20回。ね?それで手を打つわ。」
「あのなあ。無理だって。それに、ジュンコが200回いったとして、
 オレは20回いくわけだから、オレの方が20回多くなるじゃんか。
「あ、そっか。じゃあ、健とやっちゃダメなんだ……。」
「だから、回数が問題なんじゃないって言ってるんだよ。」
「じゃあ、何が問題なのさ?」
「セックスは、回数よりも……いや、回数も、時には必要だけど……。
 やっぱ、量より質でしょ。」
「質?」
「そ。気持ち良さ。つまり絶頂感。それがまず第一。
 さらには満足感、達成感、充実感、幸福感、お互いの愛情。
 あ、もちろん性的な満足も大事だけど、心の幸福感が一番大事だぞ。」
「へ〜。そうなんだ。
 じゃあ、健はいろんな女の子と心の幸福感を共有してきたわけね。200回も。」
「ジュンコ。なんか、目が怖いんですけど……。」
「そりゃあ怒るでしょ。健の浮気性!」
「おいおいジュンコと付き合う前の話だろ?
 とにかく、何回したかということよりも、
 4時間たった後に、ジュンコが幸福感に包まれているかどうかってことが、
 やっぱり一番大事なんだよ。」
「健は……。単純にセックスやオナニー、しないの?」
「単純にって?」
「気持ちよくなりたいから、ってことよ。」
「そ、そりゃあ。そういう時も、確かにあるけれど。」
「わたし、オナニーは毎回気持ちよくなりたいからするんだけど。」
「…………。」
「そこには心の満足感なんてないわ。ただ、気持ちいいだけ。
 それじゃダメなの?」
「だから!オナニーとセックスは、全く違う……まあ、少しは似ているけど。
 同じものじゃないんだよ。違うものなんだ。」
「気持ちが良ければそれでいいんじゃないの?」
「あのなあ。もちろん、そういう時もあるよ、確かに。
 でも、男と女が、互いの気持ちや、気持ち良さを共有するって言うのかなあ。
 つまりさあ。裸の付き合いっていうか。身体と身体のぶつかり合いっていうか。
 男の身体と心、それと、女の身体と心。それのぶつかり合いなんだよ。」
「男女混合相撲???」

「ジュンコ。今すぐ、服、全部脱いで、ベッドに入って来い。
 ごちゃごちゃ言うな。オレの言うとおりにしろ。」
「…………はい。」


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