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思い出はそのままに
【ロリ 官能小説】

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思い出はそのままに-57

「ああ・・・ボクの赤ちゃんが生まれるんだよ! うれしいなー」
 祐樹が、美由紀のお腹をうれしそうに撫でる。
「祐樹の赤ちゃん、私もうれしい・・・」
「そうかい、美由紀」
 美由紀が、祐樹に唇を重ねた。ねっとりとしたキスを繰り返す。
「美由紀、お兄ちゃんに言いたいことあるかい?」
「あふっ・・・誰のこと?」
「浩之のことだよ」
「ああ・・・あのロリコンのこと? 気持ち悪いわ」
 美由紀が、吐き捨てるように言った。
 浩之の心臓が締め付けられる。あまりの痛みに、浩之はうずくまった。このまま、心臓がつぶれるのではないか。そう思うほどだった。
「それはかわいそうだよ。美由紀だって、お兄ちゃんのことが好きだったんでしょ」
「ああっ・・・もっと・・もっていじって・・・」
 祐樹は苦笑すると、美由紀のクリトリスに指を添える。
「ああっ、いいっ! 浩之くんより、祐樹の方が好きっ! あんな人はどうでもいいわっ!」
「ははは、そんなこといっちゃダメだよ。これ、お兄ちゃんに送るんだから。お兄ちゃん、気を悪くしないでね」
 目の前の女は、美由紀ではない。自分がずっと想ってきた美由紀ではない。浩之はそう思い込もうとした。それでも、心臓の痛みはおさまらなかった。
「美由紀、お兄ちゃんになにか言ってやれよ。おまえのこと、ずっと好きだったんだからね」
「んふぅ・・・そんなことより、祐樹、入れて・・・もう、我慢できない・・・朝から、ずっとオマ〇コさわるだけなんだもん」
「わかったよ。美由紀のオマ〇コにぶち込んでやる。美由紀の中に、ボクの精液を流し込んでやるからな」
 祐樹は、美由紀の腰を浮かすと、そのままペニスをねじ込んだ。
「ヒャア! くうう・・・いいよっ! 祐樹、いいっ!」
 美由紀が、自分から腰を動かす。美由紀が動くたびに、大きく張った乳房と、お腹が揺れる。
「あはっ・・・浩之くん、見てる? すごい祐樹のオチン〇ン、すごく気持ちいよ。これ入れられると、頭が真っ白になっちゃうの! 浩之くんも、私のセックス見て、オチン〇ンしごいてぇ!」
 涙が流れてきた。これが、自分が憧れてきた美由紀なのか。自分が想いつづけてきた美由紀なのか。なぜ、こんなに変わってしまったのか。浩之は、大声で叫びたかった。
「あん・・・浩之くんのこと好きだったけど、今は祐樹のことが好きなのっ! ゴメンねぇ! ああっ・・・」
 祐樹のペニス出入りしているところが、はっきり見える。クチュクチュと音を立てている。
「ああっ、浩之くんも入れたい? 私の中に入れたい? キャハハハ!」
 美由紀が嘲笑する。体が熱くなる。『謝れ』と言う声が聞こえる。浩之は、あの時も笑われた。ぶち殺してやる。そう思った。だが、何も出来なかった。ただ、頭を下げて、笑われてるのに耐えた。浩之は、いつもそうだった。
「でも残念ね、私のマ〇コは祐樹専用なの・・・ああっ、いいっ・・祐樹しか入れられないのよ!」
「くっ、美由紀、そんなに激しくすると・・・」
「ああ・・・浩之くん見てる? オチン〇ンしごいてるどう? 私、気持ちいいよっ! もう、ダメェ!」
「くうう・・・出る。出るよぉ・・・」
「祐樹、とてもエッチが上手なのよっ! 最初は嫌だったけど、もうこのオチン〇ンがないと生きていけないのよぉ!」
「ああっ、あっ、出る、出るぅぅぅ!」
「ああっ、私も・・・ああっ、浩之くん見てて! 私、イッちゃうよ、ひゃあああ!」
「うおおおっ、出るぅぅぅ! くううう!!」
「ひゃあああ・・・イク、イクうううーーーーーー!!」
 美由紀は絶叫すると、目を白目にして痙攣した。
 そこで、テープは終わった。
 浩之は、茫然としていた。頭が空っぽで、何も浮かんでこない。不思議と落ち着いた感覚だった。『謝れ』という声も聞こえない。ただ、胸に何か大きな穴があいたような感じがあった。
 何かを失った。そんな感じがした。


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