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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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犯人像-9

マギーと華英は千城大学に到着した。時間はちょうど昼休みの時間だ。特にアポを取れた訳ではないが大学側へは広徳に話を聞きまい旨を伝えて学食へ向かう。

「あそね。」
マギーはすぐに広徳を見つけた。周りに女子が群がっている為に分かりやすい。広徳もすぐにマギーらの姿に気付いた。そこらの大学生とは雰囲気自体が違うから目立つ。広徳は煙たがるどころか嬉しそうな顔をする。

「みんな、悪い。大事なお客さんなんだ。」
広徳が周りの女子にそう言うと、美人なマギーに敵対心剥き出しのたくさんの視線が突き刺さる。
「大丈夫、そんなんじゃないから。」
そんな視線にも全く動じずに牽制するマギー。広徳を狙って近づくような女の様子ではない雰囲気を感じとった女子達はスーッと広徳から離れて行った。

「悪いわね、お楽しみ中のトコ。」
「いえ。いつも可愛い子に囲まれてるから普通なんで。」
ニコッと笑う広徳には全く嫌味が感じられなかった。
「今日は何か」
「そうねぇ、あなたのこと、もっと知りたくて。」
「俺のコト、一発で知るいい方法ありますよ?」
「なぁに?」
広徳は爽やかな笑顔でサラッと言った。
「一夜を共にすれば俺の人間性とかすぐ分かりますよ。男女がお互いの事を知り合うにはセックスが一番ですから。」
華英はポッと赤くなったが、マギーは動じなかった。
「それは間に合ってるんで。」
「フッ、それは残念です。君は??」
「わ、私…?わ、私は…間に合ってないかも♪」
「じゃあ…」
「ど、どうしようかな…♪」
落ちそうな華英に呆れるマギー。
「あなた、バカなの??」
華英は背筋を伸ばして気を取り直す。
「じ、冗談です、冗談!」
「ったく…」
溜息をつくマギー。広徳は2人を見て笑った。
「いいコンビですね。素敵だ。」
やはり嫌味がない。その嫌味のなさに騙されてしまいそうだ。広徳か香るいい匂いにも女心をくすぐられてしまいそうだ。マギーは咳払いをしてから広徳に聞いた。
「あなたはお父さんのように県知事になりたいとか?」
「ええ。てかそんな堅苦しい呼び方止めて下さいよ、あなたとか。」
「じゃあ何て呼べばいいの?」
「好きなように。高島君でも、広徳君でも、広クンでも。年上の女性に君づけで呼ばれるの、好きなんですよね。」
「じゃあ高島君で。」
広徳はニコッと笑う。
「らしいですね。真面目なマギーさんらしい。」
「じゃあ私は広クンで!」
「あ、あんたは黙ってなさいよっ!」
能天気な華英を叱るマギー。そんな2人を見て相変わらず穏やかな笑みを浮かべる広徳であった。


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