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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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犯人像-4

唖然とする3人を前に、更に衝撃の事実を口にする若菜。
「極秘資料には高島謙也が仕組んだ事件だったと記されていたけど、何故警察が高島謙也の犯行に加担したのかまでは書いてなかった。私も色々考えたけど理由がどうしても分からなかったの。だから私は単独で調べた。そしたら衝撃の事実が浮かんで来た。一体高島謙也とはどんな人物なのだろうと思ってね。大日本銀行に入れただけでも優秀な人物だと分かる。何せ目立製作所を日本屈指の企業に育て上げたのは紛れもない事実だから。次期総理大臣と噂される程の人物だからね。では家族構成はどうだったんだろうと思って調べたら、何と父親は当時の横芝の社長である坂下裕之だったの。」
「横芝の社長の息子…?」
「ええ。もうその時点でプンプン匂うでしょ?こんな偶然、そうはないわ。だから徹底的に調べたの。謙也の2つ下に坂下秀徳と言う弟がいた。そして母親は秀美。ここで新たな事実が分かった。坂下裕之は初婚だったけど、秀美は再婚で謙也は秀美の連れ子。秀徳は2人の結婚後に生まれた紛れもない実子。だから謙也と秀徳は兄弟であって血は繋がってない。そこで起こるのが後継者争いよね。ここからは私の想像。当時横芝と言えば国内一の家電メーカー。その跡取りとなれば、ねぇ。いくら仲が良くても、そりゃあ跡取りになりたいでしょ?でも裕之の気持ちは秀徳が生まれた時から決まっていた。謙也には何の束縛もせず、謙也のしたいように育てて来た一方、秀徳には厳しく教育を施して来た。謙也はそんな弟が可哀想だなぁと思いながら生きてきたけど、気付いてみれば秀徳は社長として必要な教育を受け、いわば英才教育を受けて来た事になる。でも謙也はごく普通の大学生になってた。成績は悪くなかったから就職口には困らず大銀と言う大企業に就職は出来たけど、ただのイチ社員。一方秀徳は社長の跡取りとして横芝入社が決まっていた。その時初めて謙也は裕之に初めから相手にされていなかった事に気づいたんでしょう。そして謙也が大銀に就職する少し前に母親の秀美が他界して、そのタイミングで謙也は坂下家を出て母親の旧姓、高島を名乗るようになった。もし名前が坂下のままだったら横芝との関係に気付くとこだったんだろうけど、大銀に入った時にはもう高島を名乗っていたから気づかれなかったんでしょうね。おそらく家を出ると言った時に引き留めるどころかそれを歓迎したんでしょう。だとしたら謙也が裕之、そして横芝に対して憎しみを抱いたとしてもおかしくはない。で、問題は謙也の本当の父親はだれかって事。それを調べて私は驚いたわ?何故なら謙也の父親は、当時の警視総監の木田康介。」
「マジか…!?」
またまた石山はそう言って驚いた。


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