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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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罪と罰-8

「石山さん?酷いじゃないですか。人を殺人者扱いしてディスるなんて。」
「えっ!?」
石山は驚いた。監視室の会話が取調べ室に聞こえる訳がない。どこかにマイクがないか周りを探したが、どこにもない。そんな石山を笑う若菜。
「私、耳が良くなったみたいで、壁に集音マイクつけたみたいに聞こえるのよねー。何か神経が研ぎ澄まされてるって感じでさぁ。」
と言いながら壁をすり抜けて監視室に入って来た。
「また特殊能力をモノにしたのか…。お前はどこまで進化するんだ?」
「自分の可能性が怖いわっ♪でもさぁ、初めは宙に浮いたりカメハメ波出したり壁をすり抜けたりしてみんなの驚く顔見るのが面白くて仕方なかったんだけど、何か最近驚いてるってよりドン引きされてるような気がして控えてるのー。だって完全に気味悪がられてるんだもん。私だって傷ついちゃうからさー。」
「確かにいきなりカメハメ波なんか出されたら怖いわ!理解してやれんのは俺たちぐらいだぞ?」
「ですよねー。他にもいろいろできるようになったんだけどなー。」
「他に何ができるようになったんですか??」
「スターウォーズ♪ほらフォース使ってモノを動かしたり人の心を操ったりするじゃん?ダースベイダーとかジェダイとか。あれ。映画観てあれ出来たらいいなーって思ってさ、試しにやったらできちゃったのよぅ♪」
異次元過ぎて話が良く分からずにポカーンとする石山と華英達。そんな石山らの前で両手を前に突き出し隣の取調室の机を上に持ち上げる仕草をする。
「うおっ…!?」
全員が目を丸くして驚いた。何と机が持ち上がり天井についてしまった。
「マジ…ですか…!?」
「うん、マジ!」
若菜が手を降すと机も床に降下した。

「こんな感じ♪」
得意げに振り向く若菜は、一体どれほどの超常現象を起こしているのかの自覚はないようだ。
「上原、確かにそれは人前ではならない方がいいかもな…。」
「確かに…。フォースとか、ヤバくないですか…?」
若菜は頭をかきながら答える。
「だよねー。」
と。
「だからこれからはあまりこうゆー超能力は使わない事にしたの。まー、使わなくても強いから問題ないしね!アハッ!」
そんな若菜ぬ華英は少し興味を持ってしまった。
「深野浄京と出会って力に目覚めたなら、私も上原さんに教えて貰えば、カメハメ波ぐらいは出せますかねー??」
「出せるかもね!」
「じゃあ今度教えてくださいよ!」
「うん、いいよ?教えてあげる♪」
そんな若菜と華英の会話を聞いていた石山は、そんなカメハメ波が出せる人間が2人も3人もいたら嫌だな、勘弁してくれよと思った。

華英がカメハメ波を教えてと言ったのは、もしかしたら自分がどん引きしたら若菜が寂しさを覚えたり疎外感を感じてしまわないようにと言う優しさだったのかも知れないと若菜は思った。


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