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茂美
【学園物 官能小説】

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初デート-3

「渋谷の○○にしようか?画像見ても綺麗な感じだし・・・」
「そうだな・・・」
「・・・明日・・・行ってくれる?」
「いいのか?」
「うん・・・」
「よしっ、じゃあ明日、茂美と俺は初めて・・・一つになろうっ」
「うんっ」

茂美がまたピッタリと寄り添ってきた・・・

「じゃあ・・・今日は・・・キスいっぱいしよっ?」
「ああ、茂みの唇・・・柔らかくて・・・いい感じだ・・・」
「ホント?うれしい・・・ねぇ・・・キスマークつけてもいい?」
「キスマーク?どうやんの?」
「つけちゃおっと・・・」

そう言って、俺の首筋に吸いついてきた。チューッと思い切り吸い上げて、舌をチョロチョロはわせる・・・

ヤバい・・・気持ち良い・・・

「つけちゃった・・・ん?ちょっとやり過ぎちゃったかな・・・」
「え?なになに?」
「え?ホントに知らないのキスマーク?」
「う、うん・・・」
「首筋にね思い切りチューするとね・・・アザみたいな丸いマークができるの・・・これつけてる人は彼氏か彼女にチューされたんだなって・・・」

「じゃあ俺は周りの人からチューされたんだなって思われるわけ?」
「そう・・・ゴメン・・・だめだった?」
「いや俺の横に茂美がいたらさぁ・・・こいつこんな可愛い子にキスマークなんてつけられやがってとか嫉妬されそうで・・・」
「なに言ってんの。そんな訳ないでしょう。でもイチロー君にはキスマークをつけるような彼女がいるんだって周りにアピールできるから女の子避けにはいいかな・・・フフフ・・・」

意味深な笑みを浮かべる茂美。この時点では大した事だとは思っていなかったが・・・週明けに大変な騒ぎになることになる・・・

「俺なんてキスマークなんてなくても誰も寄ってこないよ。それにどんな女の子が来たって俺には茂美がいるんだから他の子にはもう興味を持てないよ」
「!!!・・・ホントにっ?ホント?」
「ああ・・・」
「大木さんから告られても?」
「ああ・・・なんだかずっと想ってたのがウソみたいに興味が無くなっちゃった。茂美のせいで・・・」

「うれしいっ!もう一回・・・キスマークつけちゃおうかなっ」
「そんなこと言ってると俺もつけちゃうぞ?」
「ホントっ?いいよ、いいよ、イチロー君のキスマーク付けてっ」

色白の肌の首筋に吸い付く・・・鼻も首筋に押し当てると何とも言えない良い匂いだ・・・加減が分からずに夢中で吸い付く・・・

「出来た!簡単にできるんだなキスマークって・・・」
「ホントだ、イチロー君につけてもらったキスマークっ!」

そんなこんなで、時間いっぱいカラオケもせずにキスをしまくって帰途につく・・・

「茂美の駅まで送るよ」
「いいの?」
「ああ、少しでも茂美と一緒にいたいから・・・」
「うん・・・」

あんまり人のいない車両で、お互い手を握り合う。

「家に帰ったらお母さんとお姉ちゃんがうるさいだろうなぁ・・・今日どうだった、どうだった?って・・・」
「茂美はお姉ちゃんがいるの?」
「うん。大学2年生とOLのお姉ちゃんで3姉妹なの」
「女3人か・・・みんな茂美と同じくらい可愛いんだろうなぁ・・・」

「わたしなんか一番ブスだって言われてるよ・・・お姉ちゃんたちみんなモテるから・・・」
「ウソでしょ・・・茂美が一番のブスだとか・・・それってあんまり外で言わない方がいいかも・・・可愛い茂美が言うと、あまりに嫌味すぎるから・・・」
「わたしなんか・・・そんなこと無いのに・・・」

「そうそう・・・明日は何時頃待ち合わせする?」
「うーん・・・いっぱい一緒にいたい?」
「うん・・・」
「朝早くにするか?」
「うんっ」
「じゃあ8時にしようか?」
「分かった!じゃあ8時にイチロー君の駅まで電車で行くからホームで待ってるね」
「おうっ・・・」

茂美の駅に到着だ・・・俺は反対方向に戻るので一緒に降りる・・・土曜日の21時過ぎなので降りる人もまばらだ。ノロノロと歩き、ひと気の無い所で軽く唇を重ねる。

「じゃあ・・・明日な・・・」
「うん・・・」

自宅方向へ向かう電車に乗り込んで茂美と別れた・・・

帰り道・・・明日に備えてドラッグストアでコンドームを買う・・・


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