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蛙の子は蛙 
【兄妹相姦 官能小説】

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美沙希の初体験-2

恵介は両親の寝室の前に立った。
そっとドアをノックしてみたが反応はない。
普段は鍵のかかっていないことの多いドアにも、今夜は鍵がかかっている。
(カメラのスイッチも切ってあったし。防御は完璧ってことか。)
ドアに耳を当てると、部屋の中からは微かに母親のものらしい声が聞こえる。

この部屋だけ特別な防音が施されていることは知っていたが、
いざとなると不便なものだ。

恵介は仕方なく、ドアを思いきり蹴りつけた。
3度ほど蹴ったところでようやくドアが開いた。
「ど、どうした?不審者でも侵入したか?それとも、美沙希となにかトラブったか?
 おい、恵介、まさか、お前、もういっちまった訳じゃないだろうな?」

(おいおい、オレはそんな早漏じゃねえぞ!)

恵介はそう言いそうになって思わず息を飲んだ。
ドアの隙間からセーラー服姿が見えたからだ。
(エッ?誰?エッ?まさかお袋?)
雅樹は恵介の視線を遮るように位置をかえた。

「親父はなんでユニホームなんか着てるんだよ?」
「エッ?いや、これは、その、いや、それより、なんか急用じゃなかったのか?」
「あ、そうだ。ねえ、オヤジ、持ってない?」
「持ってない?何をだよ。」

「だから、あれだよ、あれ。」
(おいおい、親父。察しろよ、まったく。)

「あれ?ああ、コンドームか?」
「ああ。無い?」
「無い。」
「なんで?」
「使う必要がないからだ。」
「避妊は?」
「相手の準備がいつもできている。」
「性病は?」
「安心な相手だけだ。」
「参ったな……。」
恵介の頭には美沙希が怒り狂う顔が思い浮かんだ。

「どうしたの?」
「あ、お袋、って、なんだよ、その恰好。」
ドアのそばに近づいてきた母親はセーラー服の胸元をはだけさせ、
足首にはパンティーが絡みついていた。
おまけに部屋の中からは熱気が廊下へ流れ出ていた。

「こんなに部屋の中、暑くして、なにやって……、やってる、のか?」
「そうね。まあ、ちょっとした再現ドラマみたいな……。」
「お袋、相手は複数だったんだろ?オレも参加しようか?」

恵介は今の自分の状況を一瞬忘れ、そう言った。

「そうね。正直それも考えたんだけど、今夜はやめておいたの。
 恵介には今もっと大事な相手がいるんじゃないかって。」
「あ、そうだった。お袋、まさか、だけど、持ってない?」
「コンドームでしょ?ごめんね。
 この前切らしちゃったままなの。美沙希に使うの?」

(この前切らせた?親父は使わないって言ってるのに。
 じゃあ、お袋のは誰が使って切らせたんだよ、まったく。)
「あ、いや、まあ、そ、そうなんだ。」

「だったら大丈夫。あの子、ずっとピル、飲んでるから。」
「ピル?避妊目的で?」
「それだけじゃなくてね。女にはいろいろあるの。だから大丈夫よ。
 あまりにも気持ち良すぎて中でいっちゃっても。」
「そんな初心者みたいなことはしないさ。」
「じゃあ、十分に満足させてあげて。
 そのあとだったら、何回いっても平気だから。
 中出しの良さも味合わせてあげて。」
「ああ、わかったよ。邪魔してごめんな。」

「ほんとよ。いよいよこれから、っていうタイミングだったのに。」
「ああ、オレもその気になってたんだがなあ。」
「じゃあ、もう一度盛り上げていきましょ。
 ねえ、恵介。」
「うん?」
「よろしくね。美沙希のこと。」
「あ、ああ。」
「あ、何かあったらいつでもどうぞ。鍵は開けておくわ。」

恵介は両親の寝室のドアを閉めた。
(鍵は開けておくわ、か。
 ひと段落したら入ってきてもかまわないという誘いだろう。
 それにしても、やっぱりお袋はすごいな。
 レイプされた時の再現をオヤジ相手にやってるんだから。
 それだけ吹っ切れたってことか。)

一人納得して頷いていると、美沙希が顔を出した。
「吹っ切れただけでもすごいのに、
 それを自分たちの新たな刺激にしちゃうところがすごいよね、あの二人。」
「なんだよ、聞いてたのかよ。」
「うん。今の時代、アンダーヘアの処理くらい、
 大した時間をかけずともできるのですよ、兄上。」

美沙希はそう言いながら恵介の手を取って、部屋のドアを開けた。
「お兄ちゃん。優しくしすぎなくても大丈夫だからね。」
「あ、ああ。わかってる。」
「お兄ちゃんがリードしてくれるんでしょ?」
「ああ。お前は受け身でいい。おとなしく、オレにされるがままになっていろ。」
「物足りなかったら?」
「それはまず儀式が済んでからだ。最初はおとなしくしてろ。」

「ふ〜ん。儀式ねぇ。そっか、そんな感じなんだ。」
「ああ。だから、お前は受け身でいい。何もかも、初めてですって顔してろ。」
「ねえ、それって誰かとの事の再現ドラマなわけ?誰?誰?」
「オレの初めての時はリードされた側だし。」
「違う違う。お兄ちゃんが女にしてあげた、初めてだった子のことよ。」
「お前、おしゃべりが多すぎる。こういう時は緊張して、口数が減るもんだ。」
「はいはい。わかりました。
 じゃあ、兄上の理想の処女を演じまするので、委細よろしく。」


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