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Twin Guns 無敵の女刑事
【制服 官能小説】

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ヒーロー-9

マギーは華英の件は知らずに他の事件の捜査に駆り出されていた。まだ捜査途中で県警本部には戻って来ていなかった。県警本部に戻り、マギーの姿がない事に華英はホッとした。自分の醜態を知られるのは恥ずかしかったし、自分がもしかしたらマギーを事件に巻き込んでいたかも知れず、合わせる顔がなかった。華英救出劇はごく一部の刑事の秘密裏での事だった。殆どの署員はこの事を知らない。

若菜は県警本部長室に華英を連れて入った。
「危ない所だったな。取り敢えず良かった。」
県警本部長である石山には報告が入っていた。詳細はまだ聞いていないが、若菜からはそっとしておいて欲しいとの連絡を受けていた石山は余計な事は言わなかった。

「石山さん、席外してもらいます??」
石山は若菜の考えている事はだいたい分かる。石山は、ああ、とだけ言って県警本部長室を出て行った。
「大悟くん、杉山くん、入って来て?」
若菜が電話すると、暫くして2人が入って来た。
「失礼します。」
礼をして入って来た2人。華英は特に大悟を見て胸をドキッとさせた。

「まずは謝らなきゃならない事があるの。私達は独自にガルモを調査してたの。華英ちゃんがスタッフと外で会うと言う話をしていたから、もしかしたら何かしら動きがあるんじゃないかと思って監視してたの。初めから華英ちゃんにはその事を言っておくべきだったわ。本当にごめんなさい。」
若菜が頭を下げて謝罪する。
「そ、そんな…やめて下さい…」
恐縮する華英。全ては自分が悪いのに…、そんな気持ちでいっぱいであった。

「そして大悟くんと杉山くんの事も話しておかなきゃならないわね。大悟くんはサーガ事件の時から引き続き私が依頼する特殊任務についてもらってるの。いわば民間の公安、みたいな。そして杉山くんは今、公安して貰っての。みんなには秘密で。」
「こ、公安!?杉山さんが…!?」
驚く華英。杉山はただの刑事で、今回も若菜の手伝いがてらにマギーとイチャイチャしに来れるぐらいの緩い刑事だと思っていた。公安とは危険な組織にも潜入するし、場合によっては海外の危険な場所にも出向かなければならない大変な仕事だ。まさか杉山がそんな公安の仕事をしていたとは思わなかった。

「彼の正義感、私ね、大好きなの。だから鍛えに鍛えて今や立派な刑事になったわ?普段のおちゃらけは仮の姿。本当の杉山くんは公安の中でも特に優秀な刑事なのよ?」
杉山はいつも通りにヘラヘラして頭をかいてみせた。
「私の全てを教えたわ。まー、セックス以外は、ね♪」
杉山は咳き込む。
「か、勘弁して下さいよ〜。」
「フフフ、私とセックスしたらマギーに撃ち殺されちゃうもんねっ。」
「そう言う事です。」
華英は気になる事を杉山に聞いた。
「マギーはその事を…?」
「知らないよ。言ってない。公安が危険な仕事なのはマギーは良く知ってる。だから余計な心配はさせたくないんだ。その代わり俺は以前の俺とは違ってどんな敵からもマギーを守れる自信がある。そしてマギーに対する愛は変わらない…、今はそれでいい、そう思って。」
「そ、そうなんですか…。」
華英もこれ以上余計な詮索はしないでおこう、そう思った。


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