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楽園教室
【学園物 官能小説】

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麗子の家での一夜-4

「その気になってくださった方は、
 次は当然、ご自分の身体への刺激をお求めになります。」
「身体への刺激?」
「具体的に申し上げれば、手でいかせてほしいとか、口でいかせてほしいとか。」
「あ、はあ、はい。」

「片手でいかせてほしいと思う方は5万。両手なら10万になりますよね。」
「そ、そんなに高いんですか?」
「センセ。数字遊びって申し上げましたでしょ?お察しくださいな。」

「じゃ、じゃあ、口、だったら?」
「フェラチオですか?麗子も得意なはず。もう試されました?」
「あ、いやまだです……あ、いえ、そんなこと、ありえません。」
「ふふ。正直な方。フェラは口でいくわ。95190になりますかね?」

「お、男の方が……その、つまり、舐めたいとか………」
「クンニですか?オマンは、Оマンコー。15万のことでしょうか?
 Оマンコー舐め舐めなら、157070………。」
「十五万七千七十円………。」

「オッパイ舐め舐めなら087070、ですかねえ。」
「八万七千七十円………。」

「センセ。あくまで数字です。こちらが決めることではありません。
 あくまでもお客様の心づけ。
 ただヒントと申しましょうか、相場のようなものをお伝えした方が、
 お客様も判断がしやすいもののようです。」

オレはまた気が遠くなってきた。
天井がぐるぐる回る。
視界がぼやけ、ユリカの声が遠くなった。


気が付くと天井が見えた。
周りを見回す。
部屋全体は暗い。
さっきのリビングではない。
オレは別の部屋のベッドの上に寝かされていた。
ベッドヘッドの明かりだけがついている。
(ここはどこだ?)
しかし、1日に何度も気を失うようでは、
一度、専門の病院でよく診てもらった方がよさそうだ。

それはともかく、ここはどこだろう。

そう思ったオレはゆっくりと起き上がった。
「あ、気がつかれましたか?」
暗闇の中から話しかけてきた声はユリカだった。

いや、ヒカルだ。
たぶんヒカルだと思う。
ヒカルじゃないかな?
ま、ちょっと覚悟はしておけ。。。

正直、どちらか全くわからなかった。
「あの〜。ヒカルさん、ですか?」
すると話しかけてきた女性が言った。
「残念でした。ユリカです。」
「あ、失礼しました。」
「ヒカルはこっちです。」
よく見るとユリカから少し離れた椅子にもう一人女性が座っていた。
「先生。間違えるのも無理はないですわ。おまけにこの暗い部屋の中。
 それよりもすっかりお待たせしてしまって。」
ヒカルが立ち上がり、ベッドのオレに近づいてきた。

「センセ。お加減は?よく気絶されるんですか?」
「あ、いや、今日が初めてで。」
「おそらく、初めての樹木酒のせいかもしれません。
 初めて飲まれる方に時々そういうことがあるようです。」
「でも、副作用は全くない、とか。」
「ええ。決して悪い作用にはなっていないはずです。」
「しかし、夕方にも………。こちらに伺う前ですから、なにも飲んでは………。」
「センセ。今日、創立式典があったんじゃありません?」
「はあ。しかし、まさか学校で酒は………。」
「でも、全校生徒が乾杯をしたのでは?」
「そういえば………。」
「やっぱり。あれは樹木酒です。」
「樹木酒………。」
「子どもたちは小さい頃から飲み慣れていますし、
 主人が申したように副作用は一切ありません。
 ただ初めての方には稀に………。」
「確かに、初めてなのはわたしだけだったかもしれません。」
「ただ、副作用というよりは何かの時の危険回避作用とでも言いましょうか。
 あるいは結果的には良い結果になるという………。
 とにかく不思議な効果が初めての時に限って起きる方がいるのです。」
「危険回避作用………。」
「思い当たること、ありませんか?」

(そうか、そういうことだったのか。学校で気を失ったのは危険回避作用だったんだ。
 オレが犯罪者になるのを回避してっているわけか。
 じゃあ、さっきのはなんだ?オレに危険が迫っていたのか?)

「センセ。ご安心ください。ここで休まれていた間に姉もこうして参りました。
 これから二人でたっぷりとおもてなしさせていただきます。」

そう言うとユリカは壁のスイッチを入れた。
部屋全体に暗めの照明がつき、ヒカルとユリカの姿がぼんやりと見えた。

目が慣れてくると二人はバスローブのようなものを着ていた。
そして互いに向かい合うと、バスローブの結び目を互いにほどき始めた。
バスローブが肩からするりと落ちると白い肌が部屋の明かりを反射した。
(何も着ていないのか?)

二人はそのまま抱き合い、互いの身体を弄り始める。
よく見ると二人ともおそろいのスキャンティーだけを身に着けている。
さっきブラウスの隙間から覗き見たユリカのバストがオレの方からよく見えた。
想像以上のボリュームだった。

いつの間にか部屋は明るくなり、ミラーボールのような光が部屋中を照らしていた。
上半身裸の女二人は抱き合うように身体を絡めながらゆっくりとターンしていく。

さっきアキラたちと見た麗子の母親、ヒカルの裸身がオレの正面に来る。
日に焼けているのか、あるいは日焼けサロンで焼いたのか、褐色の肌をしている。
バストはユリカよりも少し上を向いているような気もする。
二人に共通しているのはその乳首がかなり大きいということだ。

(双子だとは言え、パーツパーツは少しずつ違うものなのか。
 しかし、少し離れたら全くわからないだろうな。
 アキラがわからなかったと言っていたのもうなずける。)

オレは妙なことに感心していた。


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