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電話相談室
【その他 官能小説】

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電話相談室(1997/07/05)-1

 
「もしもし、『性の何でも相談室』ですか?」
「はあ?」ガチャ。ツー。
「いいえ、違います。」ガチャ。
「…………。」ガチャ。ツー。
「ふざけないで下さい。」ガチャ。ツー、ツー。
 
やっぱりダメだ。こんな電話にのってくる人なんかいないや。
手当たり次第に、テキトーに電話しまくっている。
テレクラとかに電話かけるのは嫌だし、もし実現したなら、こっちの方がよっ
ぽど面白い。
『今の時間だったら、主婦なら暇かなぁ…』なんて思ったけど、やっぱり無理
かな。
でも……、今日は時間があるんだし、もう少しだけやってみよう。
 
「もしもし、あのー、性の何でも相談室ですか?」
「……。」
「もしもし」
「…………。」
「もしもし、性の何でも相談室ですか?」
「……そうです。どんな悩み事ですか?」
やった!!
ヒャッホー!!!
信じられない!!!
しっとりとして、落ちつきのある声。
妙に色っぽい。
声だけで勃っちゃうよ〜。
 
「あの、あの、えっと」
演技ではなく、本当に声がうわずっちゃった。
「性の何でも相談室ですよね?」
「……はい、そうですよ。」
「性についてなら、何でも相談していいんですよね?」
「はい。何でも相談して下さい。」
「それでは、えっと……。」
どうも、上手く言えない。
こんなチャンス二度とないのに、ああ、情けない。
 
「どうしたの?」
ドキ〜ッ!!!
相手が口調を変えた!!
『どうしたの?』だって。
ひゃー。どうしよう。
「何でも聞いていいのよ。何の相談?」
うわあ!!
もう、どうなってもイイや。
言っちゃえ〜。
「オナニーってなんですか?」
わ〜、言っちゃった〜!!
電話切られないかな?
ドキドキ。
「オナニーのこと、知りたいのね?」
ものすっごくエッチなしゃべり方をしてきた!!
いける!!!
 
「ねえ、キミは何年生?」
この聞き方、たまらない!!!
「えっと、中学1年です。」
「そう……。
 教えてあげるから、私の質問に答えてくれる?」
「は、はい。」
もう何でも答えちゃうよ〜。
「ねえ、キミのおちんちんは毛が生えてる? 皮は剥けてるの?」
どわー!!!!
『おちんちん』だって!!
『毛が生えてるか?』だって!!!
『皮が剥けてるか?』だってさ!!!!
うひょ〜〜!!!
 
「えっと、毛は結構生えてます。皮は剥けちゃってます。」
なんか、向こうのペースになっちゃってるな。
でも、いいや。
「ねえ、キミのおちんちん、今どうなってるの?」
きたきた〜!!!
そうこなくっちゃ。
「……勃っちゃってます。」
恥ずかしいけど、ゾックゾックするよ〜。
「そう。それじゃあ、ズボンとパンツを下ろして、おチンチンを出してちょう
だい。」
「は? はい。」
いそいそ……。
 
下半身裸になっちゃった。
「おちんちん、出した?」
「はい。出しました。」
「そしたら、そのままおちんちんを握って。
 …………握った? 電話なんだからちゃんと言ってね。」
「はい。握りました。」
マジで握っちゃった。握っただけなのに、もうイキそう!!
「そしたら、握った手を上下にゆっくりと動かしてみて。」
「はい。動かします。」
うう。最高!!! 
「どう? 気持ちイイ?」
「は……い。気持ちイイです。」
 
はぁ、はぁ、はぁ……、どうしよう。
マジでイッちゃう。
下半身裸で、片手に受話器を持って、片手でちんちんしごいて、
はぁはぁして……、ああ、みっともない、みっともないよ〜!!!
でも、気持ちイイ!!
「あ、あ、もう、出ちゃいます。」
「いいわよ。ふふっ。思いっきり出して。」
「ウッ」
 
イッちゃった〜!!
「どう? 出た?」
「はい、射精しちゃいました。」
「これが、オナニーよ。分かった?」
「はい……。
 とっても気持ちがイイもんなんですね。」
お互いにオナニーのことなんて知ってるのに、妙な会話だな。
「とりあえず、これで一つの疑問は解消ね?」
「はい。有り難うございました。」
「ふふっ。それじゃあ、また、何か知りたいことがあったら電話してね。」
「は、はい。」
「じゃね。」
プツ。ツーツーツー……。
 
ウォ〜〜〜!!! 
やったあ〜!!!!
こんなに上手くいくなんて信じられない!!!
『また、電話して』だってさ!!!
ひゃー。
やってみるもんだ。こんなことが実現するなんて……。
 
電話番号はメモってあるし、明日にでもまたかけようっと。



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