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楽園教室
【学園物 官能小説】

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明かされた街の秘密-5

「お食事をなさるお客様は当然、この樹木酒をお飲みになります。
 当然、樹木酒の媚薬効果でそれなりのお気持ちになられます。」
「それなりのお気持ち?」
「はい。今、妻がそのサービスの真っ最中です。もしよろしければご覧になりますか?」
「見させていただけるんですか?」
「はい。ただし、お客様のプライバシーもありますので、他言無用でお願いします。
 麗子の先生だから特別にお見せしますので。」
「はあ…。」
「センセ。見てくれば?そうすればわかるから。」
「わかる?何が?」
「全部。百聞は一見に如かず、でしょ?」

オレは〇学〇年生にことわざを教えられ、アキラについてリビングを出た。
階段を上がると、いくつかのドアに紛れて玄関のようなドアが一つあった。
アキラはそのドアを開け、オレを中に導いた。
気が付くと麗子もついてきている。
アキラは麗子の顔を見て少し顔をしかめたが、仕方ないっといった感じで足を進めた。

「ここからは接客ゾーンになります。我が家にはそうした部屋が3つあります。」
「そのお部屋で接客をなさるんですか?」
「はい。時にはわたしも相手をいたします。」
「アキラさんも?」
「はい。女性のお客様もいらっしゃいますから。」
オレには少しずつ、何かが見えてきた。

「こちらです。」
アキラは「STAFF」と書かれたドアの前に立った。
「この部屋はお隣がおもてなしルーム。
 中に履いていただければわかりますが、
 この部屋とおもてなしルームの仕切りはマジックミラーになっています。
 おもてなし中のお客様に聞こえるといけませんので、
 くれぐれも声を出さないようにお願いします。」

オレが頷くのを確認して、アキラはその部屋のドアを開けた。
「………。」
真っ暗な部屋。左側の壁の半分ほどがマジックミラーになっているらしい。
明るい照明に照らされた隣の部屋がはっきりと見て取れる。
その部屋の中央にはベッドが置かれ、裸の男女が重なり合っていた。

アキラが無言でもっと中へと導く。
オレは隣の部屋の男女を見つめたまま、アキラが指さした椅子に腰を下ろした。

女の股間に男が顔を突っ込んでいる。
女は目を固く閉じて耐えているようにも見えたが、腰がいやらしくくねっていた。

アキラが壁のスイッチを入れる。
「あ、あ、そ、そこ、いい。」
部屋の中にいる女の喘ぎ声がスピーカーからいきなり飛び込んできた。

「ここかい?ここがいいのかい?」
「そう、そこよ。もっと、もっと。」
オレの股間は敏感に反応をし始めた。

男が女の身体を起こし、四つん這いにさせる。
どうやらバックからやるようだ。
女の顔がこちらを向く。
つまり女はマジックミラーに映った自分の顔を見ながらセックスすることになるわけだ。
(さぞかし刺激的だろうな。)

女は後ろを振り向き、男に声をかけている。
「ねえ、突いて。突き刺して。わたしの、濡れ濡れオマ〇コに、突き刺して。」
「ほら、もっとケツをあげろ。」
「こう?これでいい?」
「もっとだ。ほら、両手で広げてもっと見せるんだ。」
「こう?これでいい?見える?わたしのオマ〇コ、見える?」

なんとも悩まし気な女の顔だった。
声もセクシーで、声だけでも十分に勃起してしまいそうだった。

「ねえ、きて。一気に、ああん。焦らさないで。」
女が腰を振りながら男のペニスを切望している。
(まてよ?どこかで見た顔…声にも聞き覚えが………?)
「あ、そ、そこ。いい、突いて、突いて、ねえ。奥まで。」
女の顔がこちらを向いた。
ガラス越しに目が合った気がした。
(??? ?!?! !!? !!!)

オレは驚いてアキラの顔を見た。
暗闇の中ではあるがオレの表情でわかったのだろう。
アキラは顔色一つ変えずに頷いた。
(麗子の…母親?!)
改めて女の顔をよく見る。
確かにさっきまでリビングで話をしていた麗子の母親だった。
(そうだ。麗子の母親だ。満島ひ〇り似の、麗子の母親だ。)

オレは驚いて麗子の顔を見た。
自分の母親のあられもない姿を見て、麗子はどんなにショックを受けているだろう。

しかし麗子の様子はオレの想像とは全く違っていた。
食い入るように母親の姿を眺めながらさっきの樹木酒を飲んでいる。
さらに驚いたことに、麗子はもう片方の手で自分の股間を触っていたのだ。

(母親のセックスを見ながら麗子はオナニーをしていたのか?)
アキラがオレの背中を押し、ドアの方へ導いた。
オレはアキラに押されるままドアを開け、その部屋を出た。
麗子が壁のスイッチを切ると辺りはシンと静まり返った。

オレはまるで夢遊病患者にでもなったように、ふらつきながら階段を降り、
さきほどのリビングへとたどり着いた。

「・・・・・」
「どうです?お判りいただけましたか?」
アキラは樹木酒を注いだグラスをオレに手渡した。
オレは一気にそれを空にした。
「だいぶ気に入っていただけたようですね。」
「あ、あの、今の、は。」
「はい。妻のヒカルです。
 さっきまで先生とお話をさせていただいていた麗子の母親です。」
「アキラさんの奥様が…じゃあ、あの男の人は…。」
「はい。今日のお客様です。日帰りでご予約いただいているので、
 9時前にはお帰りになると思います。
 まあ、時には延長なさる方もいらっしゃるのでハッキリとは申し上げられませんが。」「それって、やはり…売しゅ…」


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