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楽園教室
【学園物 官能小説】

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明かされた街の秘密-3

「先生。今、麗子に飲み物を持ってこさせます。
 明日は幸いこの街の創立記念日で学校は休み。のんびりしていってください。」

オレは麗子の父親に言われ、急に思い出した。
そうだった。明日は街の創立記念日だとかで、オレの勤める〇学校も隣にある〇学校も、
役所などの公的なものは全てに休みだという。
その式典が今日あったことを今思い出した。

(そうだった。明日は休みか。じゃあ、少しくらい遅くなってもかまわないか。)
オレが少しほっとしたのが伝わったようで、
麗子の父親は少しくつろいだ雰囲気になって話し始めた。

「そもそも、この街の歴史からお話ししないといけませんね。」
麗子の父親は言葉を選び選び話し始めた。

「この街の駅前から小さな林が見えるのはご存じですか?」
「ええ、面接に来た時に気が付きました。ちょっと不思議な感じの林だったので。」
「そうですね。ちょっとどころか実は大いに不思議な林なんです。」
「実際になにかあるんですか?」
「はい、実は今、麗子に取りに行かせたものと関係があります。」
「………。」

程なくして麗子が1本のボトルとグラスを3つ持って現れた。
「お待たせしました。」
「おいおい、なんでグラスが3つなんだ?」
「だって明日は休みでしょ?わたしも飲ませてもらおうかなって。」
「まったく。この前みたいになっても知らないぞ。」
「大丈夫。今日はセンセがいるから、あんなことにはならないわ。」
「どうだか。ま、明日は休みだし。」
「やった〜。」
「ただし、1杯だけだぞ。」
「は〜い。わかりました〜。」

「まったく、困ったもんです。最近ますます親の言うことを聞かなくなってきて。」
3つのグラスに飲み物を注ぎながら父親が言った。

「で、それは何なんですか?」
「おっと、そうでした。これはあの林で採れる植物をアルコールに漬けたものです。
 この街では樹木酒と呼んでいます。」
「なるほど、樹木酒ねえ………。」
「どうぞ、お召し上がりください。」
「はあ、いただきます。」
オレは勧められるままにその飲み物を口に入れた。

「いかがですか?」
「いや、なかなか………。」
「ほとんど味もなければ香りもない、でしょ?」
「はあ、確かに。」
「ま、どうぞ。もう少し飲んでみてください。」
麗子の父親は自分もグラスを傾けながらオレに勧めた。

「飲み終わった後に、微かに爽やかな香りがするような…。」
「あ、わかりましたか?それがなかなか他にはない感じなんです。」

確かに感じたことのない爽快感がオレの口から全身に広がっていくような感じがして、
オレはさらにグラスを傾けた。
麗子も1杯だけと釘を刺されたせいか、チョビチョビと少しずつ口に入れていた。
(しかし、アルコールで漬けた樹木酒って言うくらいだから、アルコール類だろ?
 子どもに飲ませても平気なのか?)

「あ、自己紹介が不十分でした。いちいち【麗子の父親】じゃ大変でしょう。
 わたくし須藤昭信と申します。通称はアキラと呼んでください。」

麗子の父親、通称アキラは空になったオレのグラスを再び樹木酒で満たしながら言った。
「アルコールを子どもに飲ませるなんてとんでもない親だとお思いでしょう。」
「あ、いや、その…。」
「いや、そう思われるのも無理はない。
 アルコールで漬けたのだからアルコール飲料と思われるのは当然です。
 ところがこの樹木酒はアルコールで漬けたにもかかわらず、
 年齢のいかない子どもにはアルコールとして作用しない。
 つまり酔うようなことはないんです。」
「子どもは飲んでも酔わないということですか?」
「そういうことです。それだけじゃない。
 媚薬と強壮作用のある成分が含まれているんです。」
「媚薬?それに強壮効果ですか?」
「はい。大人にはアルコールとして作用しますので気持ちよく酔うことができます。
 同じように、大人にとっては媚薬と強壮作用についてはかなり強力なものです。」

オレは驚いてアキラの顔を見た。
「あ、ただし、違法薬物と言われるようなものとは全く違います。
 中毒性もなければ依存症の心配もない。
 ほら、こうして〇学生の子どもが飲んでも健康被害はありません。
 まあ、子どもにとっては媚薬効果も強壮効果もさほど強くは出ません。
 麗子は小学校3年生から飲み始めました。」

「小3のころから?媚薬、ですよねぇ。」
「はい。ただ、先ほど申し上げたように、
 飲んだ人間の身体の発育状況に応じた反応しか出ないので、
 子どもが飲んだとしても何ら心配はないのです。
 まあ、小さい子どもなら股間を擦り付けたくなる程度でしょうか。」
アキラは麗子の方を見ながら言った。

「なんでセンセの前で言うのさ。だから、今日は平気だってば。」
麗子は口を少し尖らせながら父親をにらみつけた。

「どうしてなのかはまあ、謎の部分もあります。
 アルコール作用も同様で、身体の発育状況に応じてしか作用しない。
 だからアルコールが苦手という大人でも何ら問題なく飲むことが出来る。
 悪酔いするということもありません。」


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