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蛙の子は蛙 
【兄妹相姦 官能小説】

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兄妹の気持ち-3

恵介は再び美沙希のクリトリスを指先に挟み込んだ。
さっきよりも周りの皮膚を剥き、むき出しにしたクリトリスの根元をしっかりと挟んだ。
押し込むように指先を激しく動かすと、ほどなくして美沙希の身体が震え始めた。
「ウッウッ、ア、ア、アア、イッ、チャ、ウ…。」

美沙希は全身を硬直させ、絶頂を迎えた。
美沙希は恵介の身体に跡がつくのではないかと思うほどの力で抱きついたままだった。
美沙希の身体はまだ小刻みに震えている。
「す、すご、かった。」
しばらくして美沙希は荒い息のまま、恵介の顔を見上げた。
暗くてはっきり見えないが、兄も自分を見つめていることを確認しその胸に顔をうずめた。
恵介はその髪を優しく撫でながら再び指を動かし始めた。

「えっ?また?あ、あ、い、いい、あ、そう、あ、」
恵介の動きはさっきよりもさらに激しいものだった。
美沙希はあっという間に二回目の絶頂を迎えた。

階下寝室でまだおそらくはセックスの真っ最中であろう両親にさえ、
聞こえてしまうのではないかと思うほどの絶叫が美沙希の寝室に響いた。
しかし、恵介は指の動きを緩めない。
「う、う、うそ、あ、あ、また、ア、グウク………。」
あっという間に3度目の絶頂を迎えた美沙希は、そのままグッタリとした。
身体が時折ビクン ビクン と動いた。

「エッ?もうダメ、ねえ、お兄ちゃん。」
恵介はその後も指を動かし続け、美沙希はそのたびに身体をくねらせながら恵介に抱きつき、やがて全身を激しく痙攣させると失神した。

恵介はその身体を優しく撫ぜ始めた。
少しずつ美沙希の身体の痙攣と呼吸が落ち着いてくる。
恵介は優しく優しく、妹の身体を労わるように撫で続けた。

どのくらいの時間がたっただろうか。
美沙希の口から静かな寝息が聞こえてきた。
恵介はゆっくりと身体を起こし、美沙希の身体をベッドの真ん中に移すと、
そっと自分の部屋へ戻った。
(あいつは一度寝ればそう簡単には起きない。夜中の地震さえ知らないほどだからな。)


翌朝、美沙希が目を覚ましたのは8時過ぎだった。
自分の部屋に、恵介の姿はもちろんなかった。

美沙希は自分がパジャマを脱いだまま寝ていたことに気づき、
昨夜の出来事が夢でなかったことに安堵した。
(お兄ちゃん、いつ、戻ったんだろう。)

美沙希はそっと起き上がり、パジャマを着てから恵介の部屋をノックした。
返事はない。
(まだ寝ているのかしら。)
美沙希がそっと恵介の部屋を開けると、中に恵介の姿はなかった。
(もう、下に降りていったのかしら。)
美沙希はそのまま下へ降りていく。

「お、美沙希、やっと起きて来たか。」
「おはよう。よく眠れた?」
両親が声をかけてくる。
毎度のことながら、昨夜も盛り上がっただろうわりには早起きの両親だった。

「あ、おはよう。お兄ちゃんは?」
「あら、恵介ならもう出かけたわよ。なんか急用を思い出したからって。
 お友達の家にはそのまま行くからって。」
「えっ?もう出かけちゃったの?」
「ええ。美沙希には悪いけど、って。あ、あとでメールするって言ってたわよ。」

テーブルについた美沙希は父親のギャグに作り笑いで反応しながら朝食を終えた。
部屋に戻り、スマフォをのぞくと恵介からのメールが届いていた。

〔美沙希。昨日の夜はゴメン。やっぱり俺には決心がつかなかった。
 親父やお袋は、お前が言うように許してくれるかもしれないけれど、
 俺自身が俺自身を許せるかどうか、自信がないんだ。
 それから、今日のことも、ごめん。
 黙って出かける。
 お前を連れて行くのは、まだ早すぎる気もするんだ。
 この埋め合わせはちゃんとするから。〕

美沙希は全身から力が抜けた気がして、床にしゃがみ込んだ。
(まったくバカ兄貴なんだから。わたしの気持ちも知らないで。)
これが兄の優しさなのだということはわかる。
分かるからこそ、悲しかった。
優しいからこそ、寂しかった。

美沙希はそのままベッドにもぐりこみ、泣いた。


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